1. 問題の内容
実数 を定数とするとき、3次方程式 の異なる実数解の個数を調べる問題です。
2. 解き方の手順
まず、与えられた方程式を以下のように変形します。
とおくと、与えられた方程式の実数解の個数は、 のグラフと直線 の交点の個数に等しくなります。
の増減を調べるために、微分を計算します。
となる の値は、 です。
増減表を作成します。
| x | ... | -1 | ... | 1 | ... |
|------|------|----|-----|----|-----|
| f'(x) | + | 0 | - | 0 | + |
| f(x) | 増加 | | 減少| | 増加 |
したがって、 は で極大値7をとり、 で極小値-1をとります。
のグラフと直線 の交点の個数は、 の値によって変わります。
* のとき、交点の個数は1個
* のとき、交点の個数は2個
* のとき、交点の個数は3個
* のとき、交点の個数は2個
* のとき、交点の個数は1個
3. 最終的な答え
* または のとき、実数解の個数は1個
* または のとき、実数解の個数は2個
* のとき、実数解の個数は3個