(1) 異なる6色の球を使って首飾りを作る方法は何通りあるか。 (2) 立方体の6面を以下の色で塗り分ける方法は何通りあるか。ただし、隣り合う面は全て異なる色を塗るものとする。 (i) 赤、白、黒、緑、青、橙 の6色 (ii) 赤、白、黒、緑、青 の5色

離散数学組み合わせ順列円順列立方体塗り分け
2025/5/18

1. 問題の内容

(1) 異なる6色の球を使って首飾りを作る方法は何通りあるか。
(2) 立方体の6面を以下の色で塗り分ける方法は何通りあるか。ただし、隣り合う面は全て異なる色を塗るものとする。
(i) 赤、白、黒、緑、青、橙 の6色
(ii) 赤、白、黒、緑、青 の5色

2. 解き方の手順

(1) 首飾りの場合、円順列を考慮し、さらに裏返すことができるため、以下の手順で計算します。

1. 6個の球を円形に並べる順列の総数を求める。これは $(6-1)! = 5!$ 通り。

2. 首飾りは裏返せるので、同じものが2回数えられている。よって、2で割る。

(2) 立方体の塗り分けについて
(i) 6色の場合:

1. まず、底面の色を固定します。6色から1色を選ぶので6通り。

2. 次に、上面の色を決めます。底面の色と異なる色なので5通り。

3. 側面の4つの面は、残りの4色を円順列で並べることになります。これは $(4-1)! = 3! = 6$通り。

4. 立方体を上下逆さまにしても同じ塗り方になることはないので、回転だけを考えます。

5. よって、総数は $6 \times 5 \times 6$ 通り。

(ii) 5色の場合:

1. 隣り合う面は全て異なる色を塗る必要があるため、6面を5色で塗り分けることはできません。なぜなら、必ずどこかの頂点において同じ色が隣り合ってしまうからです。

3. 最終的な答え

(1) (61)!/2=5!/2=120/2=60(6-1)! / 2 = 5! / 2 = 120 / 2 = 60通り
(2) (i) 6×5×3!=6×5×6=1806 \times 5 \times 3! = 6 \times 5 \times 6 = 180通り
(2) (ii) 0通り

「離散数学」の関連問題

全体集合$U$とその部分集合$A, B$について、$n(U) = 50$, $n(A \cup B) = 42$, $n(A \cap B) = 3$, $n(\overline{A} \cap B)...

集合要素数ド・モルガンの法則
2025/6/8

全体集合 $U = \{x | x は10以下の自然数\}$、部分集合 $A = \{x | x \in U, x \leq 4\}$、 $B = \{x | x \in U, x は偶数\}$ が与...

集合集合演算ベン図ド・モルガンの法則
2025/6/8

全体集合$U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10\}$の部分集合$A = \{1, 2, 4, 8\}$、$B = \{1, 3, 5, 7, 9\}$について、$\o...

集合集合演算補集合共通部分
2025/6/7

集合 $\{a, b, c, d\}$ の部分集合の個数を求める問題です。

集合部分集合組み合わせ
2025/6/7

6人家族(両親、息子2人、娘2人)が円卓に座る場合の数を、以下の条件で求めます。 (1) 座り方全体の数 (2) 両親が隣り合う場合の数 (3) 両親が向かい合う場合の数 (4) 男女が交互に座る場合...

順列円順列場合の数組み合わせ
2025/6/7

異なる7個の石をひもでつないで首飾りを作るとき、首飾りの作り方は何通りあるかを求める問題です。

組み合わせ順列円順列対称性
2025/6/7

与えられたブール代数の式 $(A \cdot B) \cdot (\overline{A} + B)$ を簡略化します。

ブール代数論理演算式の簡略化
2025/6/7

与えられたブール代数の式 $(A \cdot B) \cdot (\overline{A+B})$ を簡略化します。

ブール代数論理演算論理式簡略化ド・モルガンの法則真理値表
2025/6/7

与えられたブール代数の式を簡略化すること。式は $\overline{A(A \cdot B)} + B(A \cdot B)$ です。

ブール代数論理演算論理式の簡略化
2025/6/7

"LETTER"の6文字をすべて使って文字列を作るとき、文字列は何個作れるか。

順列組み合わせ文字列重複順列
2025/6/7