初項が-99、公差が5の等差数列$\{a_n\}$において、初項から第何項までの和が最小になるかを求め、その最小値となる和を求めよ。

代数学等差数列数列の和最小値
2025/5/18

1. 問題の内容

初項が-99、公差が5の等差数列{an}\{a_n\}において、初項から第何項までの和が最小になるかを求め、その最小値となる和を求めよ。

2. 解き方の手順

等差数列の一般項は、an=a1+(n1)da_n = a_1 + (n-1)d で表される。
この問題の場合、a1=99a_1 = -99d=5d = 5 なので、
an=99+(n1)5=5n104a_n = -99 + (n-1)5 = 5n - 104
等差数列の和は、Sn=n2(a1+an)S_n = \frac{n}{2}(a_1 + a_n) で表される。
この問題の場合、Sn=n2(99+5n104)=n2(5n203)S_n = \frac{n}{2}(-99 + 5n - 104) = \frac{n}{2}(5n - 203)
和が最小となるのは、ana_n が負の数から正の数に変わる直前まで足し合わせたときである。
an<0a_n < 0 となる nn を求めると、
5n104<05n - 104 < 0
5n<1045n < 104
n<1045=20.8n < \frac{104}{5} = 20.8
nn は整数なので、n20n \le 20
an>0a_n > 0 となる nn を求めると、
5n104>05n - 104 > 0
5n>1045n > 104
n>1045=20.8n > \frac{104}{5} = 20.8
nn は整数なので、n21n \ge 21
したがって、初項から第20項までの和が最小となる。
S20=202(520203)=10(100203)=10(103)=1030S_{20} = \frac{20}{2}(5 \cdot 20 - 203) = 10(100 - 203) = 10(-103) = -1030

3. 最終的な答え

初項から第20項までの和が最小になる。
そのときの和は-1030。

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