ある等差数列において、初項から第5項までの和が-5、第6項から第10項までの和が145であるとき、第11項から第15項までの和を求める。

代数学等差数列数列の和
2025/5/18

1. 問題の内容

ある等差数列において、初項から第5項までの和が-5、第6項から第10項までの和が145であるとき、第11項から第15項までの和を求める。

2. 解き方の手順

等差数列の初項をaa、公差をddとする。
初項から第nn項までの和SnS_nは、
Sn=n2{2a+(n1)d}S_n = \frac{n}{2} \{2a + (n-1)d\}で表される。
初項から第5項までの和が-5なので、
S5=52(2a+4d)=5S_5 = \frac{5}{2}(2a + 4d) = -5
2a+4d=22a + 4d = -2
a+2d=1a + 2d = -1 ...(1)
第6項から第10項までの和は、初項から第10項までの和から初項から第5項までの和を引いたものなので、
S10S5=145S_{10} - S_5 = 145
S10=102(2a+9d)=5(2a+9d)S_{10} = \frac{10}{2}(2a + 9d) = 5(2a+9d)
S10=S5+145=5+145=140S_{10} = S_5 + 145 = -5 + 145 = 140
5(2a+9d)=1405(2a + 9d) = 140
2a+9d=282a + 9d = 28 ...(2)
(2) - 2 * (1)より、
2a+9d2(a+2d)=282(1)2a + 9d - 2(a+2d) = 28 - 2(-1)
2a+9d2a4d=28+22a + 9d - 2a - 4d = 28 + 2
5d=305d = 30
d=6d = 6
(1)に代入すると、
a+2(6)=1a + 2(6) = -1
a+12=1a + 12 = -1
a=13a = -13
第11項から第15項までの和を求める。これは、初項から第15項までの和から、初項から第10項までの和を引いたものである。
S15=152(2a+14d)=152(2(13)+14(6))=152(26+84)=152(58)=1529=435S_{15} = \frac{15}{2}(2a + 14d) = \frac{15}{2}(2(-13) + 14(6)) = \frac{15}{2}(-26 + 84) = \frac{15}{2}(58) = 15 * 29 = 435
第11項から第15項までの和は、S15S10S_{15} - S_{10}
S15S10=435140=295S_{15} - S_{10} = 435 - 140 = 295
または、等差数列の性質から、第nn項から第n+4n+4項までの和は、5(a+(n1+2)d)=5(a+(n+1)d)5(a + (n-1+2)d) = 5(a+(n+1)d)となる。
第1項から第5項までの和は5(a+2d)=55(a+2d) = -5
第6項から第10項までの和は5(a+7d)=1455(a+7d) = 145
第11項から第15項までの和は5(a+12d)5(a+12d)
a+2d=1a+2d = -1
a+7d=29a+7d = 29
5d=305d = 30
d=6d = 6
a=13a = -13
第11項から第15項までの和は、5(a+12d)=5(13+126)=5(13+72)=5(59)=2955(a + 12d) = 5(-13 + 12*6) = 5(-13 + 72) = 5(59) = 295

3. 最終的な答え

295

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