隣り合う2辺の長さが7と$3\sqrt{2}$で、その間の角が45°である平行四辺形の2つの対角線の長さを求めよ。

幾何学平行四辺形余弦定理対角線角度長さ
2025/3/23

1. 問題の内容

隣り合う2辺の長さが7と323\sqrt{2}で、その間の角が45°である平行四辺形の2つの対角線の長さを求めよ。

2. 解き方の手順

平行四辺形の対角線の長さを求めるために、余弦定理を使用します。平行四辺形の2つの対角線をd1d_1d2d_2とし、隣り合う2辺の長さをa=7a=7b=32b=3\sqrt{2}とし、その間の角をθ=45\theta = 45^\circとします。平行四辺形の性質より、隣り合う角の和は180°なので、θ\thetaの反対側の角は18045=135180^\circ - 45^\circ = 135^\circとなります。
対角線d1d_1の長さを求めます。余弦定理より、
d12=a2+b22abcosθd_1^2 = a^2 + b^2 - 2ab\cos{\theta}
d12=72+(32)22(7)(32)cos45d_1^2 = 7^2 + (3\sqrt{2})^2 - 2(7)(3\sqrt{2})\cos{45^\circ}
cos45=22\cos{45^\circ} = \frac{\sqrt{2}}{2}なので、
d12=49+1842222d_1^2 = 49 + 18 - 42\sqrt{2}\frac{\sqrt{2}}{2}
d12=6742d_1^2 = 67 - 42
d12=25d_1^2 = 25
d1=25=5d_1 = \sqrt{25} = 5
対角線d2d_2の長さを求めます。余弦定理より、
d22=a2+b22abcos(180θ)d_2^2 = a^2 + b^2 - 2ab\cos{(180^\circ - \theta)}
d22=a2+b2+2abcosθd_2^2 = a^2 + b^2 + 2ab\cos{\theta}
d22=72+(32)2+2(7)(32)cos45d_2^2 = 7^2 + (3\sqrt{2})^2 + 2(7)(3\sqrt{2})\cos{45^\circ}
d22=49+18+42222d_2^2 = 49 + 18 + 42\sqrt{2}\frac{\sqrt{2}}{2}
d22=67+42d_2^2 = 67 + 42
d22=109d_2^2 = 109
d2=109d_2 = \sqrt{109}

3. 最終的な答え

2つの対角線の長さは5と109\sqrt{109}です。

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