$\sqrt{2}$が無理数であることを用いて、命題「$1 + \sqrt{2}$は無理数である」を証明する問題です。空欄(1)~(4)に、選択肢Ⅰ~Ⅳを正しい順番に並べたものを選択肢から選びます。

数論無理数背理法証明有理数
2025/5/19

1. 問題の内容

2\sqrt{2}が無理数であることを用いて、命題「1+21 + \sqrt{2}は無理数である」を証明する問題です。空欄(1)~(4)に、選択肢Ⅰ~Ⅳを正しい順番に並べたものを選択肢から選びます。

2. 解き方の手順

この問題は背理法を用いています。まず、1+21 + \sqrt{2}が無理数でないと仮定します。つまり、1+21 + \sqrt{2}は有理数であると仮定します。
次に、1+21 + \sqrt{2}を有理数rrと置きます (Ⅳ)。
1+2=r1 + \sqrt{2} = r より、2=r1\sqrt{2} = r - 1となります (Ⅰ)。
rrが有理数ならば、r1r - 1も有理数です(Ⅲ)。
しかし、2=r1\sqrt{2} = r - 12\sqrt{2}が無理数であることに矛盾します (Ⅱ)。
したがって、この矛盾から、1+21 + \sqrt{2}は無理数であるという結論が得られます。
したがって、空欄に入るべき選択肢の順番は、Ⅳ→Ⅰ→Ⅲ→Ⅱ となります。

3. 最終的な答え

イ.
IV→III → I→ II

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