(1) 第20群の10番目の項を求める。
まず、第19群までの項の数を求める。
第n群にはn個の項があるので、第19群までの項の数は
1+2+3+...+19=219(19+1)=219×20=190となる。 したがって、第20群の10番目の項は、全体で190 + 10 = 200番目の奇数である。
n番目の奇数は 2n−1で表されるので、200番目の奇数は 2×200−1=400−1=399となる。 (2) 第n群の最初の項を求める。
第(n-1)群までの項の数を求める。
第(n-1)群までの項の数は
1+2+3+...+(n−1)=2(n−1)(n−1+1)=2(n−1)nとなる。 したがって、第n群の最初の項は、全体で2(n−1)n+1番目の奇数である。 よって、第n群の最初の項は
2×(2(n−1)n+1)−1=2×(2n2−n+1)−1=n2−n+2−1=n2−n+1となる。 (3) 第n群にある項の総和を求める。
第n群はn個の奇数からなる等差数列である。
第n群の最初の項は n2−n+1であり、公差は2である。 したがって、第n群にある項の総和は
S=2n(2×(n2−n+1)+(n−1)×2)=2n(2n2−2n+2+2n−2)=2n×2n2=n3となる。 (4) 2021は第何群の何番目の項か。
2021が何番目の奇数かを求める。
2n−1=2021より、2n=2022となり、n=1011となる。 したがって、2021は1011番目の奇数である。
第k群までの項の数の合計が1011を超えない最大のkを求める。
2k(k+1)≤1011となるkを考える。 k(k+1)≤2022となるkを考える。 k2<k(k+1)≤2022なので、k<2022≈44.9となる。 k=44のとき、244×45=22×45=990となる。 k=45のとき、245×46=45×23=1035となる。 したがって、2021は第45群に属する。
2021は1011番目の項であり、第44群までの項の数は990なので、2021は第45群の1011 - 990 = 21番目の項である。