(1) ∣x−3∣=2x 絶対値の中身が正の場合と負の場合で場合分けします。
(i) x−3≥0、つまり x≥3 のとき: これは x≥3 を満たさないので不適。 (ii) x−3<0、つまり x<3 のとき: −(x−3)=2x これは x<3 を満たし、また、2x=2>0 であるから、条件を満たす。 (2) ∣x−4∣≤2x+1 絶対値の中身が正の場合と負の場合で場合分けします。
(i) x−4≥0、つまり x≥4 のとき: x−4≤2x+1 x≥4 と x≥−5 の共通範囲は x≥4。 (ii) x−4<0、つまり x<4 のとき: −(x−4)≤2x+1 −x+4≤2x+1 x<4 と x≥1 の共通範囲は 1≤x<4。 (i)と(ii)を合わせて、x≥1。 (3) ∣x+1∣>5x 絶対値の中身が正の場合と負の場合で場合分けします。
(i) x+1≥0、つまり x≥−1 のとき: x≥−1 と x<41 の共通範囲は −1≤x<41。 (ii) x+1<0、つまり x<−1 のとき: −(x+1)>5x x<−61 x<−1 と x<−61 の共通範囲は x<−1。 (i)と(ii)を合わせて、x<41。