放物線 $y = -2x^2$ を平行移動したもので、頂点が直線 $y = 2x + 1$ 上にあり、点 $(1, 3)$ を通る放物線の方程式を求める問題です。

代数学二次関数放物線平行移動頂点方程式
2025/5/19

1. 問題の内容

放物線 y=2x2y = -2x^2 を平行移動したもので、頂点が直線 y=2x+1y = 2x + 1 上にあり、点 (1,3)(1, 3) を通る放物線の方程式を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、放物線 y=2x2y = -2x^2 を平行移動した放物線の方程式を考えます。頂点の座標を (p,q)(p, q) とすると、放物線の方程式は
y=2(xp)2+qy = -2(x - p)^2 + q
と表せます。
次に、頂点 (p,q)(p, q) が直線 y=2x+1y = 2x + 1 上にあるという条件から、q=2p+1q = 2p + 1 が成り立ちます。
これを代入して、放物線の方程式は
y=2(xp)2+2p+1y = -2(x - p)^2 + 2p + 1
となります。
さらに、この放物線が点 (1,3)(1, 3) を通るという条件から、x=1x = 1, y=3y = 3 を代入すると、
3=2(1p)2+2p+13 = -2(1 - p)^2 + 2p + 1
という式が得られます。
これを pp について解きます。
3=2(12p+p2)+2p+13 = -2(1 - 2p + p^2) + 2p + 1
3=2+4p2p2+2p+13 = -2 + 4p - 2p^2 + 2p + 1
3=1+6p2p23 = -1 + 6p - 2p^2
2p26p+4=02p^2 - 6p + 4 = 0
p23p+2=0p^2 - 3p + 2 = 0
(p1)(p2)=0(p - 1)(p - 2) = 0
したがって、p=1p = 1 または p=2p = 2 となります。
p=1p = 1 のとき、q=2p+1=2(1)+1=3q = 2p + 1 = 2(1) + 1 = 3 となり、放物線の方程式は
y=2(x1)2+3y = -2(x - 1)^2 + 3
y=2(x22x+1)+3y = -2(x^2 - 2x + 1) + 3
y=2x2+4x2+3y = -2x^2 + 4x - 2 + 3
y=2x2+4x+1y = -2x^2 + 4x + 1
となります。
p=2p = 2 のとき、q=2p+1=2(2)+1=5q = 2p + 1 = 2(2) + 1 = 5 となり、放物線の方程式は
y=2(x2)2+5y = -2(x - 2)^2 + 5
y=2(x24x+4)+5y = -2(x^2 - 4x + 4) + 5
y=2x2+8x8+5y = -2x^2 + 8x - 8 + 5
y=2x2+8x3y = -2x^2 + 8x - 3
となります。

3. 最終的な答え

したがって、求める放物線の方程式は
y=2x2+4x+1y = -2x^2 + 4x + 1
または
y=2x2+8x3y = -2x^2 + 8x - 3
です。

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