問題は、実数 $x$ に関する条件 $s, t, u$ が与えられたとき、命題の真偽や、必要十分条件を満たす $m, n, k$ の値を求める問題です。また、二次不等式に関する命題の真偽、否定、およびパラメータを含む二次不等式が常に成り立つためのパラメータの範囲を求める問題も含まれています。
2025/5/19
1. 問題の内容
問題は、実数 に関する条件 が与えられたとき、命題の真偽や、必要十分条件を満たす の値を求める問題です。また、二次不等式に関する命題の真偽、否定、およびパラメータを含む二次不等式が常に成り立つためのパラメータの範囲を求める問題も含まれています。
2. 解き方の手順
(1)
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命題「」が真であるための の条件を求めます。 を満たす全ての について が成り立つ必要があります。 の最小値を考えると、 の範囲で、 は のとき最小値 をとります。したがって、 となります。 は自然数なので、この不等式を満たす自然数 は存在しません。
しかし、問題文は が自然数と明記されているため、問題文に誤りがある可能性があります。
問題文の意図通りに解釈すると、が真となるためには、の範囲のに対して、が成り立つ必要があります。したがって、 の範囲で、 の最小値は なので、 である必要があります。しかし、 は自然数なので、 は存在しません。
もし、問題文が正しく、 が 0 以上の整数であるならば、 なので、 となります。
が であるための必要十分条件となるのは、 と が同値であるときです。
は と同値であり、 となります。
これが と同値であるためには、
となる必要があります。これらの連立方程式を解くと、
となります。
(2)
(1) 命題 (A) 「ある実数 について 」 の真偽を判定します。
なので、 は と同値です。
したがって、この範囲に実数 が存在するため、命題 (A) は真です。
命題 (A) の否定は「すべての実数 について 」 です。
(2) 命題 (B) 「すべての実数 について 」 が真となるような定数 の値の範囲を求めます。
がすべての実数 について成り立つためには、二次方程式 が実数解を持たない必要があります。
これは判別式 が を満たすことと同値です。
より なので、 となります。
のとき、命題 (B) に対する反例となる の値を求めます。
命題 (B) は「すべての実数 について 」 となります。この否定は「ある実数 について 」 です。
を解くと、 となります。
反例となる の値として、 または が挙げられます。
3. 最終的な答え
* アイ: 0
* ウ: 1
* エ: 5
* オ: 真
* カ: すべての実数xについて
* キク: -4
* ケ: 4
* コ: 1
* サ: 4