Q17.6: 次の双曲線について、図示し、頂点、焦点の座標、漸近線の方程式を求め、焦点から双曲線上の点までの距離の差を求める。 (1) $\frac{x^2}{16} - \frac{y^2}{9} = 1$ (2) $\frac{x^2}{4} - \frac{y^2}{1} = -1$ (3) $x^2 - 9y^2 = 9$ (4) $4x^2 - 9y^2 = -36$ Q17.7: 次の放物線について、図示し、焦点の座標、準線の方程式を求める。 (1) $y^2 = 4x$ (2) $y^2 = -x$ (3) $x^2 = 2y$ (4) $x^2 = -8y$ Q17.8: 次の2次曲線と直線との共有点の座標を求める。 (1) 円 $x^2 + y^2 = 4$, 直線 $x + y = 0$

幾何学双曲線放物線2次曲線焦点頂点漸近線準線共有点
2025/3/24

1. 問題の内容

Q17.6: 次の双曲線について、図示し、頂点、焦点の座標、漸近線の方程式を求め、焦点から双曲線上の点までの距離の差を求める。
(1) x216y29=1\frac{x^2}{16} - \frac{y^2}{9} = 1
(2) x24y21=1\frac{x^2}{4} - \frac{y^2}{1} = -1
(3) x29y2=9x^2 - 9y^2 = 9
(4) 4x29y2=364x^2 - 9y^2 = -36
Q17.7: 次の放物線について、図示し、焦点の座標、準線の方程式を求める。
(1) y2=4xy^2 = 4x
(2) y2=xy^2 = -x
(3) x2=2yx^2 = 2y
(4) x2=8yx^2 = -8y
Q17.8: 次の2次曲線と直線との共有点の座標を求める。
(1) 円 x2+y2=4x^2 + y^2 = 4, 直線 x+y=0x + y = 0

2. 解き方の手順

Q17.6 (1) x216y29=1\frac{x^2}{16} - \frac{y^2}{9} = 1
これは双曲線であり、a2=16a^2 = 16b2=9b^2 = 9である。したがって、a=4a=4b=3b=3である。
頂点は(±a,0)(\pm a, 0)なので(±4,0)(\pm 4, 0)
c2=a2+b2=16+9=25c^2 = a^2 + b^2 = 16 + 9 = 25よりc=5c=5。焦点は(±c,0)(\pm c, 0)なので(±5,0)(\pm 5, 0)
漸近線はy=±baxy = \pm \frac{b}{a}xなのでy=±34xy = \pm \frac{3}{4}x
焦点からの距離の差は2a2aなので2(4)=82(4) = 8
Q17.6 (2) x24y21=1\frac{x^2}{4} - \frac{y^2}{1} = -1
これは双曲線であり、a2=4a^2 = 4b2=1b^2 = 1である。
ただし、1-1倍されているため、xxyyが入れ替わる。a=2a=2, b=1b=1
頂点は(0,±b)(0, \pm b)なので(0,±1)(0, \pm 1)
c2=a2+b2=4+1=5c^2 = a^2 + b^2 = 4 + 1 = 5よりc=5c = \sqrt{5}。焦点は(0,±c)(0, \pm c)なので(0,±5)(0, \pm \sqrt{5})
漸近線はx=±abyx = \pm \frac{a}{b}yなのでx=±2yx = \pm 2y, つまり、y=±12xy = \pm \frac{1}{2}x
焦点からの距離の差は2b2bなので2(1)=22(1) = 2
Q17.6 (3) x29y2=9x^2 - 9y^2 = 9
x29y21=1\frac{x^2}{9} - \frac{y^2}{1} = 1
これは双曲線であり、a2=9a^2 = 9b2=1b^2 = 1である。したがって、a=3a=3b=1b=1である。
頂点は(±a,0)(\pm a, 0)なので(±3,0)(\pm 3, 0)
c2=a2+b2=9+1=10c^2 = a^2 + b^2 = 9 + 1 = 10よりc=10c = \sqrt{10}。焦点は(±c,0)(\pm c, 0)なので(±10,0)(\pm \sqrt{10}, 0)
漸近線はy=±baxy = \pm \frac{b}{a}xなのでy=±13xy = \pm \frac{1}{3}x
焦点からの距離の差は2a2aなので2(3)=62(3) = 6
Q17.6 (4) 4x29y2=364x^2 - 9y^2 = -36
4x2369y236=1\frac{4x^2}{-36} - \frac{9y^2}{-36} = 1
x29+y24=1-\frac{x^2}{9} + \frac{y^2}{4} = 1
y24x29=1\frac{y^2}{4} - \frac{x^2}{9} = 1
これは双曲線であり、a2=9a^2 = 9b2=4b^2 = 4である。ただし、1-1倍されているため、xxyyが入れ替わる。a=3a=3, b=2b=2
頂点は(0,±b)(0, \pm b)なので(0,±2)(0, \pm 2)
c2=a2+b2=9+4=13c^2 = a^2 + b^2 = 9 + 4 = 13よりc=13c = \sqrt{13}。焦点は(0,±c)(0, \pm c)なので(0,±13)(0, \pm \sqrt{13})
漸近線はx=±abyx = \pm \frac{a}{b}yなのでx=±32yx = \pm \frac{3}{2}y, つまり、y=±23xy = \pm \frac{2}{3}x
焦点からの距離の差は2b2bなので2(2)=42(2) = 4
Q17.7 (1) y2=4xy^2 = 4x
これは放物線であり、4p=44p = 4よりp=1p = 1
焦点は(p,0)(p, 0)なので(1,0)(1, 0)。準線はx=px = -pなのでx=1x = -1
Q17.7 (2) y2=xy^2 = -x
これは放物線であり、4p=14p = -1よりp=14p = -\frac{1}{4}
焦点は(p,0)(p, 0)なので(14,0)(-\frac{1}{4}, 0)。準線はx=px = -pなのでx=14x = \frac{1}{4}
Q17.7 (3) x2=2yx^2 = 2y
これは放物線であり、4p=24p = 2よりp=12p = \frac{1}{2}
焦点は(0,p)(0, p)なので(0,12)(0, \frac{1}{2})。準線はy=py = -pなのでy=12y = -\frac{1}{2}
Q17.7 (4) x2=8yx^2 = -8y
これは放物線であり、4p=84p = -8よりp=2p = -2
焦点は(0,p)(0, p)なので(0,2)(0, -2)。準線はy=py = -pなのでy=2y = 2
Q17.8 (1) x2+y2=4x^2 + y^2 = 4, x+y=0x + y = 0
y=xy = -xx2+y2=4x^2 + y^2 = 4に代入すると、x2+(x)2=4x^2 + (-x)^2 = 4
x2+x2=4x^2 + x^2 = 4
2x2=42x^2 = 4
x2=2x^2 = 2
x=±2x = \pm \sqrt{2}
x=2x = \sqrt{2}のとき、y=2y = -\sqrt{2}
x=2x = -\sqrt{2}のとき、y=2y = \sqrt{2}

3. 最終的な答え

Q17.6 (1)
頂点: (±4,0)(\pm 4, 0)、焦点: (±5,0)(\pm 5, 0)、漸近線: y=±34xy = \pm \frac{3}{4}x、焦点からの距離の差: 88
Q17.6 (2)
頂点: (0,±1)(0, \pm 1)、焦点: (0,±5)(0, \pm \sqrt{5})、漸近線: y=±12xy = \pm \frac{1}{2}x、焦点からの距離の差: 22
Q17.6 (3)
頂点: (±3,0)(\pm 3, 0)、焦点: (±10,0)(\pm \sqrt{10}, 0)、漸近線: y=±13xy = \pm \frac{1}{3}x、焦点からの距離の差: 66
Q17.6 (4)
頂点: (0,±2)(0, \pm 2)、焦点: (0,±13)(0, \pm \sqrt{13})、漸近線: y=±23xy = \pm \frac{2}{3}x、焦点からの距離の差: 44
Q17.7 (1)
焦点: (1,0)(1, 0)、準線: x=1x = -1
Q17.7 (2)
焦点: (14,0)(-\frac{1}{4}, 0)、準線: x=14x = \frac{1}{4}
Q17.7 (3)
焦点: (0,12)(0, \frac{1}{2})、準線: y=12y = -\frac{1}{2}
Q17.7 (4)
焦点: (0,2)(0, -2)、準線: y=2y = 2
Q17.8 (1)
共有点の座標: (2,2)(\sqrt{2}, -\sqrt{2})(2,2)(-\sqrt{2}, \sqrt{2})

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