確率変数Xの確率分布が与えられており、Xの期待値が2.8であるとき、pとqの値を求める問題です。

確率論・統計学確率分布期待値連立方程式確率変数
2025/5/20

1. 問題の内容

確率変数Xの確率分布が与えられており、Xの期待値が2.8であるとき、pとqの値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、確率の合計は1であることから、ppqqの関係式を求めます。
次に、Xの期待値の定義から、ppqqに関するもう一つの式を求めます。
最後に、これらの二つの式を連立方程式として解き、ppqqの値を求めます。
ステップ1:確率の合計は1であることから、
p+q+q+p+q=1p + q + q + p + q = 1
2p+3q=12p + 3q = 1
ステップ2:Xの期待値を計算します。期待値は2.8であることから、
1p+2q+3q+4p+5q=2.81 \cdot p + 2 \cdot q + 3 \cdot q + 4 \cdot p + 5 \cdot q = 2.8
5p+10q=2.85p + 10q = 2.8
ステップ3:連立方程式を解きます。
2p+3q=12p + 3q = 1 (1)
5p+10q=2.85p + 10q = 2.8 (2)
式(1)を5倍して、
10p+15q=510p + 15q = 5 (3)
式(2)を2倍して、
10p+20q=5.610p + 20q = 5.6 (4)
式(4)から式(3)を引くと、
5q=0.65q = 0.6
q=0.65=0.12q = \frac{0.6}{5} = 0.12
q=0.12q=0.12を式(1)に代入すると、
2p+3(0.12)=12p + 3(0.12) = 1
2p+0.36=12p + 0.36 = 1
2p=0.642p = 0.64
p=0.32p = 0.32

3. 最終的な答え

p=0.32p = 0.32
q=0.12q = 0.12

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