2つのサイコロを同時に投げたとき、次の確率を求める問題です。 (1) 少なくとも1個は4以下の目が出る確率 (2) 目の積が3の倍数になる確率

確率論・統計学確率サイコロ余事象
2025/5/20

1. 問題の内容

2つのサイコロを同時に投げたとき、次の確率を求める問題です。
(1) 少なくとも1個は4以下の目が出る確率
(2) 目の積が3の倍数になる確率

2. 解き方の手順

(1)
少なくとも1個が4以下の目が出る確率を求めます。これは、どちらのサイコロも5以上の目が出る確率の余事象を考えます。
両方のサイコロが5以上の目が出る確率は、26×26=19 \frac{2}{6} \times \frac{2}{6} = \frac{1}{9} です。
したがって、少なくとも1個が4以下の目が出る確率は、119=89 1 - \frac{1}{9} = \frac{8}{9} となります。
(2)
目の積が3の倍数になる確率を求めます。これは、少なくとも1つのサイコロの目が3の倍数(3または6)であればよいです。
1つ以上のサイコロの目が3の倍数である確率を直接計算することもできますが、余事象を考える方が簡単です。つまり、どちらのサイコロの目も3の倍数ではない確率を求めます。
3の倍数ではない目は1, 2, 4, 5の4つなので、3の倍数ではない目が出る確率は46=23 \frac{4}{6} = \frac{2}{3} です。
両方のサイコロが3の倍数ではない確率は、23×23=49 \frac{2}{3} \times \frac{2}{3} = \frac{4}{9} です。
したがって、少なくとも1つのサイコロの目が3の倍数である確率は、149=59 1 - \frac{4}{9} = \frac{5}{9} となります。

3. 最終的な答え

(1) 少なくとも1個は4以下の目が出る確率は、89 \frac{8}{9} です。
(2) 目の積が3の倍数になる確率は、59 \frac{5}{9} です。

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