問題は、図に示された円に関する幾何学的な問題で、指定された条件から角 $\theta$ の値を求めるものです。3つの小問があります。

幾何学円周角接線内接四角形二等辺三角形
2025/3/24

1. 問題の内容

問題は、図に示された円に関する幾何学的な問題で、指定された条件から角 θ\theta の値を求めるものです。3つの小問があります。

2. 解き方の手順

(1)
* 円周角の定理より、弧ABに対する中心角は、円周角の2倍です。したがって、AOB=2×ACB=2θ\angle AOB = 2 \times \angle ACB = 2 \thetaです。
* 四角形AOBCにおいて、OBC\angle OBCOAC\angle OAC は接線に対する半径なので、どちらも90度です。
* 四角形の内角の和は360度なので、AOB+OBC+ACB+OAC=360\angle AOB + \angle OBC + \angle ACB + \angle OAC = 360^\circです。
* これらの情報を組み合わせて θ\theta を求めます。
(2)
* 四角形ABCDは内接四角形なので、対角の和は180度です。ABC+ADC=180\angle ABC + \angle ADC = 180^\circであり、ABC=40+90=130\angle ABC = 40^\circ + 90^\circ = 130^\circです。
*したがって、ADC=180ABC=180130=50\angle ADC = 180^\circ - \angle ABC = 180^\circ - 130^\circ = 50^\circです。
*ADC=ADB+BDC=50\angle ADC = \angle ADB + \angle BDC = 50^\circであり、ADB=BDC\angle ADB = \angle BDCであることから、BDC=25\angle BDC = 25^\circです。
* 円周角の定理より、DBC=BDC=25\angle DBC = \angle BDC = 25^\circとなり、ABC=ABD+DBC=40+90=130\angle ABC = \angle ABD + \angle DBC = 40^\circ + 90^\circ = 130^\circです。ABD=40\angle ABD = 40^\circなので、DBC=13040=90\angle DBC = 130^\circ - 40^\circ = 90^\circです。
*DBC=25\angle DBC = 25^\circとなり、弧DCに対する円周角はθ\thetaであるので、θ=25\theta = 25^\circです。
(3)
* 円外の一点から円に引いた2本の接線の長さは等しいので、PA = PBです。したがって、三角形PABは二等辺三角形です。
* APB=54\angle APB = 54^\circなので、PAB=PBA=(18054)/2=63\angle PAB = \angle PBA = (180^\circ - 54^\circ)/2 = 63^\circです。
* 接線と弦のなす角の定理より、PBA=BCA\angle PBA = \angle BCAです。したがって、θ=BCA=63\theta = \angle BCA = 63^\circです。

3. 最終的な答え

(1) θ=65\theta = 65^\circ
(2) θ=25\theta = 25^\circ
(3) θ=63\theta = 63^\circ

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