3次方程式 $x^3 + 8 = 0$ を解く。

代数学3次方程式因数分解解の公式複素数
2025/5/20

1. 問題の内容

3次方程式 x3+8=0x^3 + 8 = 0 を解く。

2. 解き方の手順

x3+8=0x^3 + 8 = 0 を解きます。
まず、8=238 = 2^3 であることに注目し、左辺を因数分解します。
a3+b3=(a+b)(a2ab+b2)a^3 + b^3 = (a+b)(a^2 - ab + b^2) の公式を用いると、
x3+23=(x+2)(x22x+4)=0x^3 + 2^3 = (x+2)(x^2 - 2x + 4) = 0 となります。
したがって、x+2=0x+2 = 0 または x22x+4=0x^2 - 2x + 4 = 0 となります。
x+2=0x+2 = 0 より、 x=2x = -2 が得られます。
次に、x22x+4=0x^2 - 2x + 4 = 0 を解きます。これは二次方程式なので、解の公式を用います。
解の公式は、ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の解が x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a} で与えられるというものです。
この場合、a=1a = 1, b=2b = -2, c=4c = 4 なので、
x=(2)±(2)24(1)(4)2(1)=2±4162=2±122=2±232=1±3=1±i3x = \frac{-(-2) \pm \sqrt{(-2)^2 - 4(1)(4)}}{2(1)} = \frac{2 \pm \sqrt{4 - 16}}{2} = \frac{2 \pm \sqrt{-12}}{2} = \frac{2 \pm 2\sqrt{-3}}{2} = 1 \pm \sqrt{-3} = 1 \pm i\sqrt{3}
となります。ここで、ii は虚数単位(i2=1i^2 = -1)です。

3. 最終的な答え

x=2,1+i3,1i3x = -2, 1 + i\sqrt{3}, 1 - i\sqrt{3}

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