$n$ が奇数のとき、$n^2 - 1$ が8の倍数であることを証明します。

数論整数の性質倍数合同式証明
2025/5/21

1. 問題の内容

nn が奇数のとき、n21n^2 - 1 が8の倍数であることを証明します。

2. 解き方の手順

まず、nn が奇数であることから、nn を整数 kk を用いて n=2k+1n = 2k+1 と表すことができます。
次に、n21n^2 - 1n=2k+1n = 2k+1 を代入し、式を整理します。
n21=(2k+1)21n^2 - 1 = (2k+1)^2 - 1
=4k2+4k+11= 4k^2 + 4k + 1 - 1
=4k2+4k= 4k^2 + 4k
=4k(k+1)= 4k(k+1)
ここで、kk または k+1k+1 は偶数であるため、k(k+1)k(k+1) は必ず偶数になります。したがって、k(k+1)=2mk(k+1) = 2m となる整数 mm が存在します。
4k(k+1)=4(2m)=8m4k(k+1) = 4(2m) = 8m
これは、n21n^2 - 1 が8の倍数であることを示しています。

3. 最終的な答え

nn が奇数のとき、n21n^2 - 1 は8の倍数である。

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