1. 問題の内容
が奇数のとき、 が120の倍数であることを証明する問題です。
2. 解き方の手順
まず、 を因数分解します。
が奇数なので、 と表せます。
このとき、
したがって、
ですが、, , は連続する3つの整数なので、これらの積は3の倍数です。また、 と は偶数なので、これらの積は4の倍数です。したがって、 は は 3の倍数かつ4の倍数です。
また、 が奇数の場合、 と は連続する偶数なので、どちらか一方は4の倍数になります。したがって、 は 8の倍数であることが言えます。
で、 が奇数であることから、 と表せるので、 となります。
を5で割った余りを考えます。 は整数なので、 を5で割った余りを とすると、, と表せます。
は連続する5つの整数なので、少なくとも一つは5の倍数です。したがって、 は 5の倍数です。
が奇数のとき、 なので、
は常に偶数なので、 は8の倍数。また、連続する3つの整数の積なので、3の倍数。
において、が奇数のとき、とおくと、
は2の倍数であるから、は16の倍数。
. のうち、どれか一つは3の倍数です。また、 が奇数ならば、 と は偶数であり、片方は4の倍数なので、 は 3の倍数で、8の倍数。
。
連続する5つの整数の積は5の倍数。
も5の倍数。
なので、 が 3, 5, 8 の倍数であることを示せばよい。
3. 最終的な答え
が奇数のとき、 は120の倍数である。