カラオケ採点の平均点が88点、標準偏差が1.3点であるとき、点数が正規分布に従うと仮定して、90点以上となる確率を求める問題。

確率論・統計学正規分布標準偏差確率標準正規分布表
2025/5/21

1. 問題の内容

カラオケ採点の平均点が88点、標準偏差が1.3点であるとき、点数が正規分布に従うと仮定して、90点以上となる確率を求める問題。

2. 解き方の手順

まず、90点の場合の標準化係数を計算する。標準化係数 zz は、以下の式で求められる。
z=xμσz = \frac{x - \mu}{\sigma}
ここで、xxは90点、μ\muは88点、σ\sigmaは1.3点である。
z=90881.3=21.31.5381.54z = \frac{90 - 88}{1.3} = \frac{2}{1.3} \approx 1.538 \approx 1.54
したがって、標準化係数は1.54となる。
次に、標準正規分布表を用いて、標準化係数に対応する確率を求める。標準正規分布表の左端の数字は1.5に着目し、上端の数字は0.04に着目する。交差する地点の値は0.4382である。
この値は、平均88点から90点の間となる確率を表す。平均88点以上となる確率は50%であるから、90点以上となる確率は、50%43.82%=6.18%6.2%50\% - 43.82\% = 6.18\% \approx 6.2\%となる。
標準正規分布表Aから得られた確率は90点以下となる確率を表すので、100%-90点以下になる確率= 90点以上になる確率を計算することでも同様の結果が得られる。
標準正規分布表Aを使うと、 0.5+0.4382=0.93820.5 + 0.4382 = 0.9382 が90点以下の確率となり、 100%93.82%=6.18%6.2%100\% - 93.82\% = 6.18\% \approx 6.2\%

3. 最終的な答え

1. 54

2. 5

3. 04

4. 4382

5. 88

6. 90

7. 9382

8. 90

9. 43.8

1

0. 2

1

1. 8

1

2. 2

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