8人(A, Bを含む)の中から5人を選び、円形のテーブルに着席させる。 (1) AとBがともに含まれる場合の数を求める。 (2) (1)の場合において、AとBが隣り合わない場合の数を求める。

確率論・統計学組み合わせ順列円順列場合の数
2025/5/21
## 解答

1. 問題の内容

8人(A, Bを含む)の中から5人を選び、円形のテーブルに着席させる。
(1) AとBがともに含まれる場合の数を求める。
(2) (1)の場合において、AとBが隣り合わない場合の数を求める。

2. 解き方の手順

**(1) AとBがともに含まれる場合**
* まず、AとBを必ず選ぶので、残りの3人は6人から選ぶことになる。6人から3人を選ぶ組み合わせは、6C3_6C_3通り。
* 選んだ5人を円卓に並べる方法は、(51)!=4!(5-1)! = 4!通り。
よって、AとBがともに含まれる場合の数は、
6C3×4!_6C_3 \times 4!通りとなる。
6C3=6!3!3!=6×5×43×2×1=20_6C_3 = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
4!=4×3×2×1=244! = 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 24
6C3×4!=20×24=480_6C_3 \times 4! = 20 \times 24 = 480
**(2) AとBが隣り合わない場合**
* まず、(1)で求めたAとBがともに含まれる場合の数から、AとBが隣り合う場合を引くことで、AとBが隣り合わない場合の数を求める。
* AとBが隣り合う場合を考える。AとBをまとめて1つの組と考え、残りの3人と合わせて4つの組を円卓に並べる方法は、(41)!=3!(4-1)! = 3!通り。
* AとBの並び方は2通りある。
* 残りの3人は6人から選ぶことになる。6人から3人を選ぶ組み合わせは、6C3_6C_3通り。
よって、AとBが隣り合う場合の数は、
6C3×3!×2_6C_3 \times 3! \times 2通りとなる。
6C3×3!×2=20×6×2=240_6C_3 \times 3! \times 2 = 20 \times 6 \times 2 = 240
AとBが隣り合わない場合の数は、
(AとBがともに含まれる場合) - (AとBが隣り合う場合)
=480240=240= 480 - 240 = 240

3. 最終的な答え

(1) 480通り
(2) 240通り

「確率論・統計学」の関連問題

3つの正の数 $a, b, c$ の平均値が14、標準偏差が8であるとき、$a^2 + b^2 + c^2$ と $ab + bc + ca$ の値を求める。

平均標準偏差分散代数
2025/5/21

1から6までの目がそれぞれ1/6の確率で出るサイコロを60回投げたとき、奇数の目が出る回数をXとする。 (a) 期待値 $E(X)$ を求める。 (b) 分散 $V(X)$ を求める。

期待値分散確率サイコロ確率分布
2025/5/21

確率変数 $X$ の確率密度関数 $f(x)$ が与えられています。 $f(x) = \begin{cases} -\frac{3}{4}x^2 + \frac{3}{2}x & (0 \le x \...

確率密度関数期待値分散積分
2025/5/21

ある工場に3台の機械A, B, Cがあり、それぞれ製品の40%, 40%, 20%を生産している。また、各機械で生産される製品のうち不良品の割合はそれぞれ2%, 2%, 4%である。この工場で作られた...

確率条件付き確率ベイズの定理全確率の法則
2025/5/21

二つのサイコロを投げたとき、小さい方の出た目の数を$X$とする。ただし、二つのサイコロの出た目が等しいときは、その目を$X$とする。 (a) $X=2$となる確率$P(X=2)$を求める。 (b) $...

確率期待値サイコロ
2025/5/21

2つのサイコロを同時に投げたとき、出た目の積が5の倍数になる確率を求める問題です。選択肢として、9/36, 10/36, 11/36, 12/36 が与えられています。

確率サイコロ場合の数
2025/5/21

4本中1本の当たりくじがある。綾さん、光さん、亮さんの順にくじを引くとき、次の確率を求めなさい。 (1) 綾さんと光さんの2人が外れる確率 (2) 光さんと亮さんの2人が外れる確率

確率くじ事象
2025/5/21

AとBの2つのサイコロを同時に投げるとき、少なくとも一方の目が奇数になる確率を求める問題です。

確率サイコロ余事象
2025/5/21

4枚のカード(2, 3, 4の数字が書かれている)から、元に戻さずに続けて2枚を取り出す。1枚目を十の位、2枚目を一の位として2桁の数を作る。このとき、作られた2桁の数が奇数である確率を求める。

確率組み合わせ事象
2025/5/21

4枚のカードにそれぞれ1, 2, 3, 4の数字が書かれています。これらのカードから1枚ずつ、もとに戻さずに2枚を選びます。1枚目のカードの数字を十の位、2枚目のカードの数字を一の位として2桁の整数を...

確率場合の数整数奇数倍数
2025/5/21