1. 問題の内容
関数 について、曲線 の概形を描く問題です。
2. 解き方の手順
曲線の概形を描くには、以下の手順で考えます。
(1) 定義域を確認する。
(2) の増減を調べる(を計算する)。
(3) の凹凸を調べる(を計算する)。
(4) 極値、変曲点を求める。
(5) 必要に応じて、グラフが漸近線を持つか調べる。
(6) , での挙動を調べる。
(7) などの具体的な値を計算する。
(8) グラフを描く。
(1) 定義域はすべての実数です。
(2) を計算します。
積の微分公式 を用いると、
となるのは、 つまり のときです。
(3) を計算します。
となるのは、 つまり のときです。
(4) 増減表を書きます。
のとき、、 なので、減少かつ下に凸。
のとき、
のとき、、 なので、減少かつ上に凸。
のとき、
のとき、、 なので、増加かつ上に凸。
のとき極小値
のとき変曲点
(5) 漸近線を調べます。
のとき、
のとき、 なので、x軸が漸近線です。
(6) のとき、
(7) 以上の情報を元にグラフを描きます。
グラフは、軸を漸近線とし、 で極小値 をとり、 で変曲点 を持ち、で となるような概形となります。
3. 最終的な答え
曲線の概形は、上記の説明の通り。グラフを描くことはできませんので、言葉での説明でご容赦ください。