一辺の長さが2cmの正方形ABCDがある。辺BC、CDをそれぞれ直径とする円と、辺AEを半径とする円が描かれている。ただし、AE = 1cmである。斜線部分の面積を求める。
2025/5/21
1. 問題の内容
一辺の長さが2cmの正方形ABCDがある。辺BC、CDをそれぞれ直径とする円と、辺AEを半径とする円が描かれている。ただし、AE = 1cmである。斜線部分の面積を求める。
2. 解き方の手順
まず、正方形ABCDの面積を計算する。次に、円の面積を計算し、斜線部分の面積を求める。
* 正方形ABCDの面積:
* 半径1cmの円の面積: 。辺BC、CDを直径とする円はそれぞれ半径1cmなので面積は。
* 半径1cmの半円の面積:
* 辺AEを半径とする円は半径1cmなので面積は。その1/4の扇形なので面積は
斜線部分は、正方形ABCDから、半径1cmの半円2つと、半径1cmの円の1/4の扇形を取り除いた部分である。
しかし、斜線部分は半円が重なった部分も含まれており、単純な引き算では求められない。
以下の手順で計算する。
1. 正方形ABCDから半径1cmの円の1/4を取り除いた部分(2つあるうちの1つとする)を考える。
2. その部分を計算する。$4 - \frac{\pi}{4} \times 2 = 4 - \frac{\pi}{2} cm^2$
3. 次に円の1/4が重なった部分の面積を求める。正方形から扇形を取り除いた残りの部分の面積を求めれば良い。
正方形の一つの角が重なっているため、正方形全体から2つの扇形を引き、さらに重なっている部分を足すと考えると難しい。
ここで、図形を注意深く観察すると、斜線部の面積は正方形の面積から、半径1 cm の扇形2個分の面積を引いたものと等しいことがわかる。扇形2個は半径1 cm の半円に相当する。
よって、斜線部の面積は正方形の面積から半径1 cm の半円の面積を引けばよい。
したがって、
斜線部の面積 = 正方形の面積 - 半径1 cm の半円の面積