等比数列の一般項は、an=a1rn−1 で表されます。ここで、a1は初項、rは公比、nは項数です。 問題文より、a1=2, r=3 ですから、 an=2⋅3n−1 となります。 初めて1000より大きくなる項を求めるので、以下の不等式を解きます。
2⋅3n−1>1000 両辺を2で割ると、
3n−1>500 両辺の対数をとります。底が3の対数をとると計算が楽ですが、ここでは常用対数(底が10の対数)をとります。
log103n−1>log10500 対数の性質より、
(n−1)log103>log10500 (n−1)log103>log10(5⋅102) (n−1)log103>log105+log10102 (n−1)log103>log105+2 log102≈0.3010, log103≈0.4771 とします。log105=log10210=log1010−log102=1−log102≈1−0.3010=0.6990 (n−1)⋅0.4771>0.6990+2 (n−1)⋅0.4771>2.6990 n−1>0.47712.6990≈5.657 したがって、初めて1000より大きくなるのは第7項です。