変数 $x$ のデータの平均値が40、標準偏差が15であるとき、以下の問題を解く。 * $y = -2x + 10$ によって得られる変数 $y$ のデータの平均値と分散を求める。 * $z = \frac{x - ナニ}{15}$ によって得られる変数 $z$ のデータの平均値が0であるとき、ナニにあてはまる数を求める。 * $z$ の分散を求める。

確率論・統計学統計平均値分散標準偏差データの変換
2025/3/24

1. 問題の内容

変数 xx のデータの平均値が40、標準偏差が15であるとき、以下の問題を解く。
* y=2x+10y = -2x + 10 によって得られる変数 yy のデータの平均値と分散を求める。
* z=xナニ15z = \frac{x - ナニ}{15} によって得られる変数 zz のデータの平均値が0であるとき、ナニにあてはまる数を求める。
* zz の分散を求める。

2. 解き方の手順

* y=2x+10y = -2x + 10 の平均値は E[y]=2E[x]+10E[y] = -2E[x] + 10 で計算できる。E[x]=40E[x] = 40 なので、E[y]=2(40)+10=80+10=70E[y] = -2(40) + 10 = -80 + 10 = -70 となる。
* y=2x+10y = -2x + 10 の分散は V[y]=(2)2V[x]=4V[x]V[y] = (-2)^2 V[x] = 4V[x] で計算できる。ここで V[x]V[x]xx の分散である。標準偏差が15なので、xx の分散は V[x]=152=225V[x] = 15^2 = 225 である。したがって、V[y]=4(225)=900V[y] = 4(225) = 900 となる。
* z=xナニ15z = \frac{x - ナニ}{15} の平均値が0となるようにする。E[z]=E[x]ナニ15=0E[z] = \frac{E[x] - ナニ}{15} = 0 より、E[x]ナニ=0E[x] - ナニ = 0 である必要がある。E[x]=40E[x] = 40 なので、ナニ=40ナニ = 40 となる。よって、z=x4015z = \frac{x - 40}{15} である。
* z=x4015z = \frac{x - 40}{15} の分散は V[z]=(115)2V[x]=1225V[x]V[z] = \left(\frac{1}{15}\right)^2 V[x] = \frac{1}{225}V[x] で計算できる。V[x]=225V[x] = 225 なので、V[z]=1225(225)=1V[z] = \frac{1}{225}(225) = 1 となる。

3. 最終的な答え

* yの平均値:-70
* yの分散:900
* ナニ:40
* zの分散:1

「確率論・統計学」の関連問題

平均 $\mu$、分散 $\sigma^2$ の母集団から無作為に抽出した $n$ 個の標本 $X_1, \dots, X_n$ があるとき、標本平均 $\overline{X}$ を $\overl...

標本平均期待値分散中心極限定理確率分布
2025/6/6

確率変数 $X$ は、確率 $p$ で $1$ をとり、確率 $1-p$ で $0$ をとる。ただし、$0 \le p \le 1$ である。このとき、以下の問いに答える。 (1) $X$ の期待値 ...

確率変数期待値分散確率関数ベルヌーイ分布
2025/6/6

確率変数 $X$ が、確率 $p$ で 1 をとり、確率 $1-p$ で 0 をとるとします。ただし、$0 \le p \le 1$ です。 (1) $X$ の期待値 $E[X]$ と分散 $V[X]...

確率変数期待値分散確率関数ベルヌーイ分布
2025/6/6

白玉2つと赤玉5つが入っている袋から1個の玉を取り出し、色を調べてから袋に戻す操作を40回繰り返す。白玉を取り出す回数 $X$ は二項分布 $B(n, p)$ に従う。 (1) $n$ と $p$ を...

確率二項分布期待値分散標準偏差
2025/6/6

1から4までの数字が書かれたカードが合計10枚あります。1が4枚、2が3枚、3が2枚、4が1枚です。この中からランダムに1枚を選び、そのカードに書かれた数をXとします。Xの期待値E(X)、X^2の期待...

期待値分散確率分布
2025/6/6

8人を指定された人数でいくつかのグループに分ける場合の数を計算する問題です。 (1) 8人をA, B, C, Dの4つの組に、2人ずつ分ける場合の数を求める。 (2) 8人を2人ずつの4つの組に分ける...

組み合わせ場合の数順列二項係数
2025/6/6

確率変数 $X$ の期待値が $E[X] = \frac{5}{2}$、分散が $V[X] = \frac{5}{4}$ であるとき、確率変数 $-2X+3$ の期待値、分散、標準偏差を求める。

期待値分散標準偏差確率変数線形性
2025/6/6

1と書かれたカードが4枚、2と書かれたカードが3枚、3と書かれたカードが2枚、4と書かれたカードが1枚、合計10枚のカードがある。この中から無作為に1枚カードを取り出し、取り出したカードに書かれた数を...

期待値分散確率変数確率分布
2025/6/6

大小中3個のサイコロを投げるとき、以下の条件を満たす場合はそれぞれ何通りあるか。 (1) 目がすべて異なる (2) 少なくとも2個が同じ目 (3) 目の積が3の倍数 (4) 目の和が奇数

確率組み合わせサイコロ場合の数
2025/6/6

大小中3個のサイコロを投げたとき、以下の条件を満たす場合の数をそれぞれ求めます。 (1) 目がすべて異なる (2) 少なくとも2個が同じ目 (3) 目の積が3の倍数 (4) 目の和が奇数

確率場合の数サイコロ組み合わせ
2025/6/6