与えられたブール関数を簡略化するために、ブール代数の性質を利用します。
まずは、式を整理し、共通項をくくり出すことを試みます。
f=ABCD+ABC+ABD+AC+ABCD+ABCD まず、Aを含む項をまとめます。 ABCD+AC+ABCD=A(BCD+C+BCD) ABC+ABD+ABCD=A(BC+BD+BCD) 式全体は以下のようになります。
f=A(BCD+C+BCD)+A(BC+BD+BCD) ここで、各項をさらに簡略化します。
A(BCD+C+BCD)=A(C+CD(B+B))=A(C+CD)=A(C+D) A(BC+BD+BCD)=A(B(C+D)+BCD) f=A(C+D)+A(B(C+D)+BCD) f=AC+AD+ABC+ABD+ABCD ここからさらに簡略化するには、カルノー図を使うのが効率的です。
しかし、手計算で強引に進めることも可能です。
ABC+ABD+ABCD=AB(C+D)+ABCD カルノー図を用いると、以下のようになります。
f=A(C+D)+A(B(C+D)+BCD)=AC+AD+ABC+ABD+ABCD=C+AD+ABD