与えられた論理関数 $f$ を簡略化する問題です。 $f = \bar{A}\bar{B}\bar{C}\bar{D} + A\bar{B}\bar{C} + A\bar{B}\bar{D} + \bar{A}C + \bar{A}B\bar{C}\bar{D} + ABCD$

離散数学論理関数ブール代数論理回路の簡略化
2025/5/21

1. 問題の内容

与えられた論理関数 ff を簡略化する問題です。
f=AˉBˉCˉDˉ+ABˉCˉ+ABˉDˉ+AˉC+AˉBCˉDˉ+ABCDf = \bar{A}\bar{B}\bar{C}\bar{D} + A\bar{B}\bar{C} + A\bar{B}\bar{D} + \bar{A}C + \bar{A}B\bar{C}\bar{D} + ABCD

2. 解き方の手順

与えられた論理関数を簡略化するために、ブール代数の法則を使用します。
まず、式を整理します。
f=AˉBˉCˉDˉ+ABˉCˉ+ABˉDˉ+AˉC+AˉBCˉDˉ+ABCDf = \bar{A}\bar{B}\bar{C}\bar{D} + A\bar{B}\bar{C} + A\bar{B}\bar{D} + \bar{A}C + \bar{A}B\bar{C}\bar{D} + ABCD
AˉBˉCˉDˉ\bar{A}\bar{B}\bar{C}\bar{D}AˉBCˉDˉ\bar{A}B\bar{C}\bar{D}をまとめることができます。
AˉCˉDˉ(Bˉ+B)=AˉCˉDˉ(1)=AˉCˉDˉ\bar{A}\bar{C}\bar{D}(\bar{B} + B) = \bar{A}\bar{C}\bar{D}(1) = \bar{A}\bar{C}\bar{D}
よって、式は次のようになります。
f=AˉCˉDˉ+ABˉCˉ+ABˉDˉ+AˉC+ABCDf = \bar{A}\bar{C}\bar{D} + A\bar{B}\bar{C} + A\bar{B}\bar{D} + \bar{A}C + ABCD
ABˉCˉA\bar{B}\bar{C}ABˉDˉA\bar{B}\bar{D}をまとめることができます。
ABˉ(Cˉ+Dˉ)A\bar{B}(\bar{C} + \bar{D})
よって、式は次のようになります。
f=AˉCˉDˉ+ABˉ(Cˉ+Dˉ)+AˉC+ABCDf = \bar{A}\bar{C}\bar{D} + A\bar{B}(\bar{C} + \bar{D}) + \bar{A}C + ABCD
これ以上簡単にできる部分は見当たらないので、これが最終的な式になります。

3. 最終的な答え

f=AˉCˉDˉ+ABˉ(Cˉ+Dˉ)+AˉC+ABCDf = \bar{A}\bar{C}\bar{D} + A\bar{B}(\bar{C} + \bar{D}) + \bar{A}C + ABCD
または
f=AˉCˉDˉ+ABˉCˉ+ABˉDˉ+AˉC+ABCDf = \bar{A}\bar{C}\bar{D} + A\bar{B}\bar{C} + A\bar{B}\bar{D} + \bar{A}C + ABCD

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