放物線 $y = -2x^2 + 3x + 1$ を平行移動した放物線が、2点 $(-2, 0)$ と $(1, 12)$ を通るとき、その放物線の方程式を求めよ。

代数学放物線平行移動二次関数連立方程式
2025/5/21

1. 問題の内容

放物線 y=2x2+3x+1y = -2x^2 + 3x + 1 を平行移動した放物線が、2点 (2,0)(-2, 0)(1,12)(1, 12) を通るとき、その放物線の方程式を求めよ。

2. 解き方の手順

平行移動した放物線の方程式を y=2(xp)2+3(xp)+1+qy = -2(x-p)^2 + 3(x-p) + 1 + q とおきます。ここで、元の放物線の xx 軸方向への平行移動量を ppyy 軸方向への平行移動量を qq としています。
しかし、頂点の座標などを利用しないのであれば、より簡潔に解くことができます。
y=2x2+3x+1y = -2x^2+3x+1 を平行移動した放物線の方程式は、y=2x2+3x+1y = -2x^2 + 3x + 1xx(xp)(x-p), yy(yq)(y-q) で置き換えることで、yq=2(xp)2+3(xp)+1y-q = -2(x-p)^2 + 3(x-p) + 1 と表すことができます。これを整理すると、y=2(xp)2+3(xp)+1+qy = -2(x-p)^2 + 3(x-p) + 1 + q となります。
別の方法として、平行移動しても x2x^2 の係数は変わらないので、求める放物線の方程式を y=2x2+bx+cy = -2x^2 + bx + c とおくことができます。この放物線が2点 (2,0)(-2, 0)(1,12)(1, 12) を通ることから、以下の2つの式が成り立ちます。
0=2(2)2+b(2)+c0 = -2(-2)^2 + b(-2) + c
12=2(1)2+b(1)+c12 = -2(1)^2 + b(1) + c
これらの式を整理すると、
0=82b+c0 = -8 - 2b + c
12=2+b+c12 = -2 + b + c
となります。これらの式を連立方程式として解きます。
2bc=82b - c = -8 (1)
b+c=14b + c = 14 (2)
(1) + (2) より、
3b=63b = 6
b=2b = 2
b=2b = 2 を (2) に代入すると、
2+c=142 + c = 14
c=12c = 12
したがって、求める放物線の方程式は y=2x2+2x+12y = -2x^2 + 2x + 12 となります。

3. 最終的な答え

y=2x2+2x+12y = -2x^2 + 2x + 12

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