初項が $a$ であり、初項から第3項までの和が $S$ となる等比数列を考える。このような等比数列がただ一つだけ存在するとき、$a$ と $S$ の関係、$r$ (公比)、第10項を求める。ただし、$a \neq 0$ とする。
2025/5/21
1. 問題の内容
初項が であり、初項から第3項までの和が となる等比数列を考える。このような等比数列がただ一つだけ存在するとき、 と の関係、 (公比)、第10項を求める。ただし、 とする。
2. 解き方の手順
まず、等比数列の初項から第3項までの和を求める。初項 、公比 の等比数列の第 項は である。したがって、初項から第3項までの和は次のようになる。
より、 となる。
この式から について解くと、 の二次方程式となる。問題文より、 はただ一つ存在するので、この二次方程式は重解を持つ必要がある。より、となる。
この二次方程式が重解を持つためには、判別式 が でなければならない。したがって、
次に、公比 を求める。重解を持つときの解は、である。
最後に、第10項を求める。第10項は、 である。
3. 最終的な答え
第10項