曲線 $y = -x^3 + 2x^2 + 3x$ と $x$軸で囲まれた2つの部分の面積の和を求める問題です。

解析学積分定積分面積曲線
2025/3/24

1. 問題の内容

曲線 y=x3+2x2+3xy = -x^3 + 2x^2 + 3xxx軸で囲まれた2つの部分の面積の和を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、xx軸との交点を求めます。
y=x3+2x2+3x=x(x22x3)=x(x3)(x+1)y = -x^3 + 2x^2 + 3x = -x(x^2 - 2x - 3) = -x(x - 3)(x + 1)
したがって、曲線とxx軸の交点は x=1,0,3x = -1, 0, 3 です。
次に、それぞれの区間における定積分を計算します。
区間 [1,0][-1, 0] における定積分は、
10(x3+2x2+3x)dx=[14x4+23x3+32x2]10\int_{-1}^{0} (-x^3 + 2x^2 + 3x) dx = \left[-\frac{1}{4}x^4 + \frac{2}{3}x^3 + \frac{3}{2}x^2\right]_{-1}^{0}
=0(1423+32)=14+2332=3+81812=712= 0 - \left(-\frac{1}{4} - \frac{2}{3} + \frac{3}{2}\right) = \frac{1}{4} + \frac{2}{3} - \frac{3}{2} = \frac{3 + 8 - 18}{12} = -\frac{7}{12}
面積なので絶対値をとり、712\frac{7}{12} となります。
区間 [0,3][0, 3] における定積分は、
03(x3+2x2+3x)dx=[14x4+23x3+32x2]03\int_{0}^{3} (-x^3 + 2x^2 + 3x) dx = \left[-\frac{1}{4}x^4 + \frac{2}{3}x^3 + \frac{3}{2}x^2\right]_{0}^{3}
=(14(3)4+23(3)3+32(3)2)0=814+18+272=81+72+544=454= \left(-\frac{1}{4}(3)^4 + \frac{2}{3}(3)^3 + \frac{3}{2}(3)^2\right) - 0 = -\frac{81}{4} + 18 + \frac{27}{2} = \frac{-81 + 72 + 54}{4} = \frac{45}{4}
2つの部分の面積の和は、
712+454=712+13512=14212=716\frac{7}{12} + \frac{45}{4} = \frac{7}{12} + \frac{135}{12} = \frac{142}{12} = \frac{71}{6}

3. 最終的な答え

716\frac{71}{6}

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