まず、与えられた多項式をxについて整理します。 6x2−7xy+17x−3y2+2y+5 =6x2+(−7y+17)x+(−3y2+2y+5) 次に、定数項−3y2+2y+5を因数分解します。 −3y2+2y+5=−(3y2−2y−5)=−(3y−5)(y+1)=(5−3y)(y+1) したがって、与式は以下のように書けます。
6x2+(−7y+17)x+(5−3y)(y+1) この式を因数分解できると仮定すると、
(ax+by+c)(dx+ey+f) の形になるはずです。ここで、ad=6, be=−3, cf=5 となる必要があります。 ad=6 より、(a,d)=(2,3) または (3,2) または (6,1) または (1,6) 等が考えられます。 be=−3 より、(b,e)=(1,−3) または (−1,3) または (3,−1) または (−3,1) 等が考えられます。 cf=5 より、(c,f)=(1,5) または (5,1) または (−1,−5) または (−5,−1) 等が考えられます。 様々な組み合わせを試していくと、以下の組み合わせで与式を因数分解できることがわかります。
(2x−3y+5)(3x+y+1) 実際に展開してみると、
(2x−3y+5)(3x+y+1)=6x2+2xy+2x−9xy−3y2−3y+15x+5y+5=6x2−7xy−3y2+17x+2y+5 となり、与式と一致します。