与えられた2変数多項式 $6x^2 - 7xy - 3y^2 + 17x + 2y + 5$ を因数分解せよ。

代数学多項式因数分解2変数多項式
2025/5/21

1. 問題の内容

与えられた2変数多項式 6x27xy3y2+17x+2y+56x^2 - 7xy - 3y^2 + 17x + 2y + 5 を因数分解せよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた多項式をxxについて整理します。
6x27xy+17x3y2+2y+56x^2 - 7xy + 17x - 3y^2 + 2y + 5
=6x2+(7y+17)x+(3y2+2y+5)= 6x^2 + (-7y + 17)x + (-3y^2 + 2y + 5)
次に、定数項3y2+2y+5-3y^2 + 2y + 5を因数分解します。
3y2+2y+5=(3y22y5)=(3y5)(y+1)=(53y)(y+1)-3y^2 + 2y + 5 = -(3y^2 - 2y - 5) = -(3y - 5)(y + 1) = (5 - 3y)(y+1)
したがって、与式は以下のように書けます。
6x2+(7y+17)x+(53y)(y+1)6x^2 + (-7y + 17)x + (5 - 3y)(y + 1)
この式を因数分解できると仮定すると、
(ax+by+c)(dx+ey+f)(ax + by + c)(dx + ey + f)
の形になるはずです。ここで、ad=6ad = 6, be=3be = -3, cf=5cf = 5 となる必要があります。
ad=6ad=6 より、(a,d)=(2,3)(a, d) = (2, 3) または (3,2)(3, 2) または (6,1)(6, 1) または (1,6)(1, 6) 等が考えられます。
be=3be=-3 より、(b,e)=(1,3)(b, e) = (1, -3) または (1,3)(-1, 3) または (3,1)(3, -1) または (3,1)(-3, 1) 等が考えられます。
cf=5cf=5 より、(c,f)=(1,5)(c, f) = (1, 5) または (5,1)(5, 1) または (1,5)(-1, -5) または (5,1)(-5, -1) 等が考えられます。
様々な組み合わせを試していくと、以下の組み合わせで与式を因数分解できることがわかります。
(2x3y+5)(3x+y+1)(2x - 3y + 5)(3x + y + 1)
実際に展開してみると、
(2x3y+5)(3x+y+1)=6x2+2xy+2x9xy3y23y+15x+5y+5=6x27xy3y2+17x+2y+5(2x - 3y + 5)(3x + y + 1) = 6x^2 + 2xy + 2x - 9xy - 3y^2 - 3y + 15x + 5y + 5 = 6x^2 - 7xy - 3y^2 + 17x + 2y + 5
となり、与式と一致します。

3. 最終的な答え

(2x3y+5)(3x+y+1)(2x - 3y + 5)(3x + y + 1)

「代数学」の関連問題

実数 $a, b$ について、$a + b > 0$ または $ab < 0$ であるならば、$a > 0$ または $b > 0$ であることを証明する。証明の途中の空欄を埋める。

命題証明不等式実数
2025/5/22

問題は、実数 $a$, $b$ について、$a^2 + b^2 \le 1$ ならば $|a| \le 1$ かつ $|b| \le 1$ であることを証明する際に、空欄を埋める問題です。この証明は、...

不等式絶対値証明対偶
2025/5/22

実数 $a, b$ について、$ab < 1$ ならば、$a < 1$ または $b < 1$ であることを証明するための穴埋め問題です。与えられた証明は、この命題の対偶である「$a \ge 1$ か...

不等式論理証明対偶
2025/5/22

命題は「a+b=1ならば、2次方程式 $x^2 + ax - b = 0$ は (イ) をもつ」という形なので、主語は $a+b=1$ であることがわかります。

二次方程式判別式対偶証明
2025/5/22

整数 $n$ について、$n^2$ が 1 でないならば、$n$ は 1 ではないことを証明する問題で、空欄を埋める必要があります。

整数命題対偶証明
2025/5/22

以下の式を因数分解します。 (5) $3m^2ab - 6ma^2b$ (7) $x^2 - x - 12$ (9) $x^5 - 4x^3$ (11) $a^3 + 2a^2b - 4ab^2 - ...

因数分解多項式
2025/5/22

問題は、$a^2 + b^2 \leq 9$ のとき、$a \leq 3$ かつ $b \leq 3$ であることを証明する過程の空欄を埋める問題です。背理法を用いて証明を進めています。

不等式証明背理法実数
2025/5/22

3つの整数 $X, Y, Z$ があり、$0 < X < Y < Z < 10$ を満たします。 さらに、以下の2つの条件を満たします。 ア: $X = Z - Y$ イ: $2Z = XY$ このと...

整数方程式不等式解の探索
2025/5/22

$a=b$ という等式から、$1=2$ を導く過程において、①から⑥のステップに誤りがある。誤りがあるステップを指摘し、その理由を説明する。ただし、$a$ と $b$ は実数で、$a \neq 0$ ...

代数論理誤謬等式
2025/5/22

$a = b$ という等式から、$1 = 2$ という誤った結論を導く過程における、①から⑥までの変形のうち、誤りがあるものをすべて指摘し、その理由を説明します。ただし、$a$ と $b$ は実数であ...

等式誤りの発見代数操作
2025/5/22