$\sin \theta = \frac{3}{5}$のとき、$\cos \theta$ と $\tan \theta$ の値を求めなさい。ただし、$\theta$ は鈍角とする。

幾何学三角関数三角比鈍角cossintan
2025/5/22

1. 問題の内容

sinθ=35\sin \theta = \frac{3}{5}のとき、cosθ\cos \thetatanθ\tan \theta の値を求めなさい。ただし、θ\theta は鈍角とする。

2. 解き方の手順

sin2θ+cos2θ=1\sin^2 \theta + \cos^2 \theta = 1 という三角関数の基本的な恒等式を利用します。
sinθ=35\sin \theta = \frac{3}{5} なので、
(35)2+cos2θ=1(\frac{3}{5})^2 + \cos^2 \theta = 1
925+cos2θ=1\frac{9}{25} + \cos^2 \theta = 1
cos2θ=1925=2525925=1625\cos^2 \theta = 1 - \frac{9}{25} = \frac{25}{25} - \frac{9}{25} = \frac{16}{25}
cosθ=±1625=±45\cos \theta = \pm \sqrt{\frac{16}{25}} = \pm \frac{4}{5}
θ\theta は鈍角なので、90<θ<18090^\circ < \theta < 180^\circ であり、この範囲では cosθ\cos \theta は負の値をとります。
よって、cosθ=45\cos \theta = -\frac{4}{5}
次に、tanθ=sinθcosθ\tan \theta = \frac{\sin \theta}{\cos \theta} を用いて tanθ\tan \theta を求めます。
tanθ=3545=35(54)=34\tan \theta = \frac{\frac{3}{5}}{-\frac{4}{5}} = \frac{3}{5} \cdot (-\frac{5}{4}) = -\frac{3}{4}

3. 最終的な答え

cosθ=45\cos \theta = -\frac{4}{5}
tanθ=34\tan \theta = -\frac{3}{4}

「幾何学」の関連問題

縦横の長さの比が1:2である長方形がある。対角線の長さが10cmのとき、縦の長さ$x$を求める。

長方形三平方の定理対角線平方根
2025/5/22

問題3: $\theta$ が第3象限の角で、$\cos\theta = -\frac{1}{5}$ のとき、$\sin\theta$ と $\tan\theta$ の値を求めよ。 問題4: $\th...

三角関数三角比象限sincostan
2025/5/22

1. $\theta$ が与えられた角度のとき、$\sin \theta$, $\cos \theta$, $\tan \theta$ の値を求める。 与えられた角度は以下の通り。 ...

三角関数三角比角度象限
2025/5/22

1000m離れた2点A, Bから山頂Cを見るとき、$\angle CAB = 75^\circ$, $\angle CBA = 60^\circ$ であり、地点Aから山頂Cを見上げる角が45°である。...

三角比正弦定理空間図形高さ
2025/5/22

直方体ABCD-EFGHにおいて、AB=$2\sqrt{2}$, AD=$\sqrt{3}$, AE=1であるとき、 (1) $\triangle$ACFの面積を求めなさい。 (2)点Bから$\tri...

空間図形直方体三平方の定理ヘロンの公式体積垂線
2025/5/22

四角形ABCDが平行四辺形であることと、ベクトル $\vec{AC} + \vec{BD} = 2\vec{AD}$ が成り立つことが同値であることを示す。

ベクトル平行四辺形幾何学的な証明
2025/5/22

問題は以下の通りです。 (1) 中心 $A(8, 5, 2)$ 、半径 $2\sqrt{15}$ の球面 $S$ がある。$xy$ 平面と $S$ の交わりである円 $C$ の中心の座標と半径を求めよ...

空間図形球面直線ベクトルの内積
2025/5/22

半径6cmの円の一部が描かれた図において、線分OHの長さと、斜線部分の面積を求める問題です。ただし、$\sqrt{3}=1.732$、$\pi=3.14$とし、小数点以下2位を四捨五入します。

扇形三角形面積三角比
2025/5/22

三角形OABにおいて、$\vec{OA} = a$, $\vec{OB} = b$とする。$\vec{OC} = -2a + 3b$, $\vec{OD} = 5a - 4b$となる点C, Dをとると...

ベクトル平行ベクトル方程式
2025/5/22

(1) の図において、ED は円の接線で、AC は円の直径です。$\angle ABD = 60^\circ$, $\angle DCE = 70^\circ$ のとき、$\angle ADB$, $...

接線円周角接弦定理四角形の内角角度
2025/5/22