問題は、次の2つの関数のグラフを書き、漸近線を求めることです。 (1) $y = \frac{2}{x}$ (2) $y = \frac{x+2}{x+3}$

解析学関数のグラフ漸近線分数関数
2025/5/22

1. 問題の内容

問題は、次の2つの関数のグラフを書き、漸近線を求めることです。
(1) y=2xy = \frac{2}{x}
(2) y=x+2x+3y = \frac{x+2}{x+3}

2. 解き方の手順

(1) y=2xy = \frac{2}{x}の場合:
この関数は反比例のグラフです。
* xx が非常に大きいとき、yy は0に近づきます。
* xx が非常に小さいとき、yy は非常に大きくなります。
* xx が0に近づくとき、yy は正または負の無限大に発散します。
* yy が0に近づくとき、xx は正または負の無限大に発散します。
したがって、漸近線はx=0x=0yy軸)とy=0y=0xx軸)です。
(2) y=x+2x+3y = \frac{x+2}{x+3}の場合:
この関数を変形します。
y=x+31x+3=x+3x+31x+3=11x+3y = \frac{x+3 - 1}{x+3} = \frac{x+3}{x+3} - \frac{1}{x+3} = 1 - \frac{1}{x+3}
これは、y=1xy = -\frac{1}{x}のグラフをxx軸方向に3-3yy軸方向に11平行移動させたものです。
x=3x = -3のとき、分母が0になるので、これは垂直漸近線です。
xx が正または負の無限大に発散するとき、1x+3-\frac{1}{x+3}は0に近づくので、yy は1に近づきます。
したがって、漸近線はx=3x=-3y=1y=1です。

3. 最終的な答え

(1) y=2xy = \frac{2}{x} の漸近線は x=0x=0y=0y=0 です。
(2) y=x+2x+3y = \frac{x+2}{x+3} の漸近線は x=3x=-3y=1y=1 です。

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