2つの整数 $m$ と $n$ について、$m+n$ が偶数ならば、$m$ と $n$ はともに奇数かともに偶数であることを証明する問題です。空欄を埋めて証明を完成させます。

数論整数証明偶数奇数対偶
2025/5/22

1. 問題の内容

2つの整数 mmnn について、m+nm+n が偶数ならば、mmnn はともに奇数かともに偶数であることを証明する問題です。空欄を埋めて証明を完成させます。

2. 解き方の手順

まず、与えられた命題の対偶を考えます。対偶は「2つの整数 mmnn の片方が奇数でもう片方が偶数ならば、m+nm+n は(ア)である」となります。
mm が奇数、nn が偶数であると仮定します。
整数 kk を用いて、mm を奇数として表すと、m=2k+1m = 2k + 1 となります。(イ)の空欄は 2k+12k+1 です。
整数 ll を用いて、nn を偶数として表すと、n=2ln = 2l となります。(ウ)の空欄は 2l2l です。
すると、m+n=(2k+1)+2l=2k+2l+1=2(k+l)+1m+n = (2k+1) + 2l = 2k + 2l + 1 = 2(k+l) + 1 となります。(エ)の空欄は k+lk+l です。
m+n=2(k+l)+1m+n = 2(k+l) + 1 は奇数なので、(ア)の空欄は奇数です。
したがって、m+nm+n は奇数であり、命題の対偶が真であるから、与えられた命題も真であると言えます。

3. 最終的な答え

ア:奇数
イ:2k+12k+1
ウ:2l2l
エ:k+lk+l

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