この関数は、積の形をしているので、積の微分法則と合成関数の微分法則を利用します。
積の微分法則とは、2つの関数 u(x) と v(x) の積の微分が、 dxd(u(x)v(x))=u′(x)v(x)+u(x)v′(x) で表されるというものです。 まず、u(x)=x2+3 と v(x)=e4x2+x とおきます。 u′(x)=dxd(x2+3)=2x となります。 次に、v(x)=e4x2+x の微分を求めます。 w(x)=4x2+x とおくと、v(x)=ew(x) と表せます。 合成関数の微分法則より、
dxdv=dwdew⋅dxdw dwdew=ew であり、 dxdw=dxd(4x2+x)=8x+1 です。 したがって、
v′(x)=e4x2+x(8x+1) となります。 積の微分法則を用いると、
dxd((x2+3)e4x2+x)=(2x)e4x2+x+(x2+3)e4x2+x(8x+1) =e4x2+x(2x+(x2+3)(8x+1)) =e4x2+x(2x+8x3+x2+24x+3) =e4x2+x(8x3+x2+26x+3)