1から6までの目がそれぞれ$\frac{1}{6}$の確率で出るサイコロを2つ同時に投げたとき、出た目の積が5の倍数になる確率を求めよ。

確率論・統計学確率サイコロ事象確率の計算
2025/5/22

1. 問題の内容

1から6までの目がそれぞれ16\frac{1}{6}の確率で出るサイコロを2つ同時に投げたとき、出た目の積が5の倍数になる確率を求めよ。

2. 解き方の手順

2つのサイコロの出た目の積が5の倍数になるのは、少なくともどちらか一方のサイコロの目が5の場合である。
1つ目のサイコロの目が5である確率は16\frac{1}{6}。このとき、2つ目のサイコロの目は何でも良い。
1つ目のサイコロの目が5以外である確率は56\frac{5}{6}。このとき、2つ目のサイコロの目が5であれば、積は5の倍数になる。2つ目のサイコロの目が5である確率は16\frac{1}{6}
したがって、求める確率は、
P=16×1+56×16=16+536=636+536=1136P = \frac{1}{6} \times 1 + \frac{5}{6} \times \frac{1}{6} = \frac{1}{6} + \frac{5}{36} = \frac{6}{36} + \frac{5}{36} = \frac{11}{36}
または、
全事象は6×6=366 \times 6 = 36通り。
積が5の倍数になるのは、
(1, 5), (2, 5), (3, 5), (4, 5), (5, 5), (6, 5)
(5, 1), (5, 2), (5, 3), (5, 4), (5, 6)
よって、11通り
したがって、求める確率は1136\frac{11}{36}

3. 最終的な答え

1136\frac{11}{36}

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