実数 $m$ と $n$ について、$mn$ が無理数であるならば、$m$ と $n$ の少なくとも一方は無理数であることを証明する問題です。与えられた証明の穴埋めをします。

数論無理数有理数対偶証明
2025/5/22

1. 問題の内容

実数 mmnn について、mnmn が無理数であるならば、mmnn の少なくとも一方は無理数であることを証明する問題です。与えられた証明の穴埋めをします。

2. 解き方の手順

与えられた命題「mnmn が無理数であるならば、mmnn の少なくとも一方は無理数である」を証明するために、対偶を証明します。
命題「PP ならば QQ」の対偶は「QQ でないならば PP でない」です。
元の命題の PP は「mnmn が無理数」、 QQ は「mmnn の少なくとも一方は無理数」です。
したがって、PP でないは「mnmn は有理数」、 QQ でないは「mmnn はともに有理数」となります。
QQ でないは「mmnn はともに有理数」なので、「mmnn がともに有理数でない」ではありません。
従って、対偶の命題は「mmnn がともに有理数ならば、mnmn は有理数である」となります。
mmnn がともに有理数のとき、有理数どうしの積は有理数なので、mnmn は有理数です。
したがって、mmnn がともに有理数ならば、mnmn は有理数であるから、与えられた命題も真であると言えます。
上記の議論から空欄を埋めます。
ア:対偶
イ:ともに
ウ:有理数

3. 最終的な答え

ア:対偶
イ:ともに
ウ:有理数

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