与えられた10個の2次関数について、それぞれの最大値または最小値を求めます。与えられた関数はすべて $y = a(x-p)^2 + q$ の形式で表されており、この形式から頂点の座標$(p, q)$と、 $a$ の符号によって最大値または最小値を容易に判断できます。

代数学二次関数最大値最小値頂点
2025/5/22

1. 問題の内容

与えられた10個の2次関数について、それぞれの最大値または最小値を求めます。与えられた関数はすべて y=a(xp)2+qy = a(x-p)^2 + q の形式で表されており、この形式から頂点の座標(p,q)(p, q)と、 aa の符号によって最大値または最小値を容易に判断できます。

2. 解き方の手順

一般に、2次関数 y=a(xp)2+qy = a(x-p)^2 + q は、
* a>0a > 0 のとき、下に凸なグラフになり、頂点 (p,q)(p, q) で最小値 qq をとります。最大値はありません。
* a<0a < 0 のとき、上に凸なグラフになり、頂点 (p,q)(p, q) で最大値 qq をとります。最小値はありません。
それぞれの関数について、a,p,qa, p, q を特定し、上記のルールに従って最大値または最小値を判断します。
(1) y=(x1)21y = (x-1)^2 - 1
a=1>0a = 1 > 0, p=1p = 1, q=1q = -1。 最小値は -1。
(2) y=(x+2)23y = -(x+2)^2 - 3
a=1<0a = -1 < 0, p=2p = -2, q=3q = -3。 最大値は -3。
(3) y=2(x+3)25y = -2(x+3)^2 - 5
a=2<0a = -2 < 0, p=3p = -3, q=5q = -5。 最大値は -5。
(4) y=2(x4)2+2y = 2(x-4)^2 + 2
a=2>0a = 2 > 0, p=4p = 4, q=2q = 2。 最小値は 2。
(5) y=12(x+3)2+4y = \frac{1}{2}(x+3)^2 + 4
a=12>0a = \frac{1}{2} > 0, p=3p = -3, q=4q = 4。 最小値は 4。
(6) y=13(x1)29y = \frac{1}{3}(x-1)^2 - 9
a=13>0a = \frac{1}{3} > 0, p=1p = 1, q=9q = -9。 最小値は -9。
(7) y=12(x8)27y = -\frac{1}{2}(x-8)^2 - 7
a=12<0a = -\frac{1}{2} < 0, p=8p = 8, q=7q = -7。 最大値は -7。
(8) y=13(x4)2+5y = -\frac{1}{3}(x-4)^2 + 5
a=13<0a = -\frac{1}{3} < 0, p=4p = 4, q=5q = 5。 最大値は 5。
(9) y=3(x3)2+3y = 3(x-3)^2 + 3
a=3>0a = 3 > 0, p=3p = 3, q=3q = 3。 最小値は 3。
(10) y=23(x+6)210y = -\frac{2}{3}(x+6)^2 - 10
a=23<0a = -\frac{2}{3} < 0, p=6p = -6, q=10q = -10。 最大値は -10。

3. 最終的な答え

(1) 最小値:-1
(2) 最大値:-3
(3) 最大値:-5
(4) 最小値:2
(5) 最小値:4
(6) 最小値:-9
(7) 最大値:-7
(8) 最大値:5
(9) 最小値:3
(10) 最大値:-10

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