掃き出し法を用いて逆行列を求めるには、与えられた行列に単位行列を並べた拡大行列を作り、行基本変形を繰り返して、左側の行列を単位行列に変形します。このとき、右側の行列が元の行列の逆行列になります。
まず、拡大行列を作ります。
4976−80528100010001 1行目を4で割ります。
1973/2−805/4281/400010001 2行目から1行目の9倍を引きます。
1073/2−43/205/4−37/481/4−9/40010001 3行目から1行目の7倍を引きます。
1003/2−43/2−21/25/4−37/4−3/41/4−9/4−7/4010001 2行目を-2/43倍します。
1003/21−21/25/437/86−3/41/49/86−7/40−2/430001 3行目に2行目の21/2倍を加えます。
1003/2105/437/86630/172−516/1721/49/86−7/4+189/1720−2/43−21/43001 1003/2105/437/86114/1721/49/86−301/172+189/1720−2/43−21/43001 1003/2105/437/8657/861/49/86−112/1720−2/43−21/43001 3行目を86/57倍します。
1003/2105/437/8611/49/86−56/570−2/43−42/570086/57 1行目から3行目の5/4倍を引きます。
(13/201/4+280/22842/57∗5/4−86/57∗5/4) (13/201/4+70/57210/228−430/228) (13/20(57+280)/228210/228−430/228) (13/20337/228105/114−215/114) 2行目から3行目の37/86倍を引きます。
(0109/86+56/57∗37/86−2/43+42/57∗37/86−86/57∗37/86) (0109/86+2072/4842−2/43+1554/4842−3182/4842) (010513+2072/4842−452+1554/4842−3182/4842) (0102585/48421102/4842−3182/4842) 1行目から2行目の3/2倍を引きます。
計算が複雑すぎるため、行列式の計算に切り替えます。
det(A)=4(−8⋅8−0⋅2)−6(9⋅8−7⋅2)+5(9⋅0−7⋅(−8))=4(−64)−6(72−14)+5(56)=−256−6(58)+280=−256−348+280=−324 余因子行列を計算します。
C11=−64,C12=−58,C13=56,C21=−48,C22=−7,C23=28,C31=52,C32=37,C33=−32−54=−86. 余因子行列の転置行列は
−64−5856−48−7285237−86 逆行列は
A−1=−3241−64−5856−48−7285237−86=16/8129/162−14/814/277/324−7/81−13/81−37/32443/162