ベクトル $\vec{a} = (1, k)$ と $\vec{b} = (-2, k+6)$ が平行になるような実数 $k$ の値を求める。

代数学ベクトル線形代数平行連立方程式
2025/5/22
## 問17

1. 問題の内容

ベクトル a=(1,k)\vec{a} = (1, k)b=(2,k+6)\vec{b} = (-2, k+6) が平行になるような実数 kk の値を求める。

2. 解き方の手順

ベクトル a\vec{a}b\vec{b} が平行であるとき、ある実数 tt が存在して、b=ta\vec{b} = t\vec{a} と表せる。
つまり、
(2,k+6)=t(1,k)=(t,tk)(-2, k+6) = t(1, k) = (t, tk)
したがって、以下の連立方程式が成り立つ。
t=2t = -2
k+6=tkk+6 = tk
一つ目の式より t=2t = -2 であるから、二つ目の式に代入すると、
k+6=2kk+6 = -2k
3k=63k = -6
k=2k = -2

3. 最終的な答え

k=2k = -2
## 問18

1. 問題の内容

A(1,2)A(1, 2), B(3,5)B(3, 5), C(1,k)C(-1, k), D(k,4)D(k, 4) があるとき、ベクトル AB\overrightarrow{AB}CD\overrightarrow{CD} が平行になるような実数 kk の値を求める。

2. 解き方の手順

AB\overrightarrow{AB}CD\overrightarrow{CD} を計算する。
AB=(31,52)=(2,3)\overrightarrow{AB} = (3-1, 5-2) = (2, 3)
CD=(k(1),4k)=(k+1,4k)\overrightarrow{CD} = (k-(-1), 4-k) = (k+1, 4-k)
AB\overrightarrow{AB}CD\overrightarrow{CD} が平行であるとき、ある実数 tt が存在して、CD=tAB\overrightarrow{CD} = t\overrightarrow{AB} と表せる。
つまり、
(k+1,4k)=t(2,3)=(2t,3t)(k+1, 4-k) = t(2, 3) = (2t, 3t)
したがって、以下の連立方程式が成り立つ。
k+1=2tk+1 = 2t
4k=3t4-k = 3t
一つ目の式と二つ目の式を足し合わせると、
k+1+4k=2t+3tk+1 + 4-k = 2t + 3t
5=5t5 = 5t
t=1t = 1
一つ目の式に t=1t = 1 を代入すると、
k+1=2(1)=2k+1 = 2(1) = 2
k=1k = 1
二つ目の式に t=1t = 1 を代入すると、
4k=3(1)=34-k = 3(1) = 3
k=1k = 1

3. 最終的な答え

k=1k = 1

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