点A(3, 0), B(4, 3), C(-1, 1)が与えられたとき、以下のベクトルの絶対値をそれぞれ求めます。 (1) $|\overrightarrow{AB}|$ (2) $|\overrightarrow{BC}|$ (3) $|\overrightarrow{CA}|$

幾何学ベクトル絶対値座標
2025/5/23

1. 問題の内容

点A(3, 0), B(4, 3), C(-1, 1)が与えられたとき、以下のベクトルの絶対値をそれぞれ求めます。
(1) AB|\overrightarrow{AB}|
(2) BC|\overrightarrow{BC}|
(3) CA|\overrightarrow{CA}|

2. 解き方の手順

ベクトルの絶対値(大きさ)は、ベクトルの成分を用いて計算できます。ベクトルPQ\overrightarrow{PQ}の成分は、QQの座標からPPの座標を引くことで求められます。すなわち、もしP(x1,y1)P(x_1, y_1), Q(x2,y2)Q(x_2, y_2)ならば、PQ=(x2x1,y2y1)\overrightarrow{PQ} = (x_2 - x_1, y_2 - y_1)です。ベクトルの絶対値は、その成分の二乗和の平方根で計算されます。すなわち、PQ=(a,b)\overrightarrow{PQ} = (a, b)ならば、PQ=a2+b2|\overrightarrow{PQ}| = \sqrt{a^2 + b^2}です。
(1) AB|\overrightarrow{AB}| の計算:
AB=(43,30)=(1,3)\overrightarrow{AB} = (4 - 3, 3 - 0) = (1, 3)
AB=12+32=1+9=10|\overrightarrow{AB}| = \sqrt{1^2 + 3^2} = \sqrt{1 + 9} = \sqrt{10}
(2) BC|\overrightarrow{BC}| の計算:
BC=(14,13)=(5,2)\overrightarrow{BC} = (-1 - 4, 1 - 3) = (-5, -2)
BC=(5)2+(2)2=25+4=29|\overrightarrow{BC}| = \sqrt{(-5)^2 + (-2)^2} = \sqrt{25 + 4} = \sqrt{29}
(3) CA|\overrightarrow{CA}| の計算:
CA=(3(1),01)=(4,1)\overrightarrow{CA} = (3 - (-1), 0 - 1) = (4, -1)
CA=42+(1)2=16+1=17|\overrightarrow{CA}| = \sqrt{4^2 + (-1)^2} = \sqrt{16 + 1} = \sqrt{17}

3. 最終的な答え

(1) AB=10|\overrightarrow{AB}| = \sqrt{10}
(2) BC=29|\overrightarrow{BC}| = \sqrt{29}
(3) CA=17|\overrightarrow{CA}| = \sqrt{17}

「幾何学」の関連問題

平行線に挟まれた角度が$65^\circ$と$60^\circ$であるとき、図中の「あ」の角度を求める問題です。

角度平行線同位角錯角
2025/5/23

$n$ 角形の対角線は $\frac{n(n-3)}{2}$ 本である。対角線が54本ある多角形は何角形か求めよ。

多角形対角線二次方程式因数分解
2025/5/23

長方形ABCDにおいて、点PはAを出発し毎秒1cmの速さで辺AB上をBまで、点Qは点Pと同時にBを出発し毎秒2cmの速さで辺BC上をCまで動く。三角形PBQの面積が20cm²になるのは、点PがAを出発...

図形面積二次方程式長方形
2025/5/23

複素数平面上の3点A($\sqrt{3}+2i$), B($10+\sqrt{3}+8i$), C($\gamma$)を頂点とする$\triangle ABC$が正三角形となるような$\gamma$を...

複素数平面正三角形複素数幾何
2025/5/23

長方形の土地の周りに幅4mの道がある。道の面積を $S$ m$^2$、道の中央を通る線の長さを $l$ mとするとき、$S = 4l$ となることを証明する。

面積周の長さ長方形証明
2025/5/23

複素数平面上の3点A($\sqrt{3}+2i$), B($10+\sqrt{3}+8i$), C($\gamma$)を頂点とする三角形ABCが正三角形となるとき、$\gamma$の値を求める問題。

複素数平面正三角形複素数
2025/5/23

直角三角形ABCがあり、$AB = 16$ cm、$BC = 24$ cmです。点PはBを毎秒2 cmの速さでAに向かって動き、点QはCを毎秒3 cmの速さでBに向かって動きます。四角形APQCの面積...

面積直角三角形二次方程式動点四角形
2025/5/23

複素数平面上の3点 A($\sqrt{3}+2i$), B($10+\sqrt{3}+8i$), C($\gamma$) を頂点とする $\triangle ABC$ が正三角形となる時を考える。 (...

複素数平面正三角形複素数
2025/5/23

複素数平面上に3点 $A(\alpha)$, $B(\beta)$, $C(\gamma)$ があり、三角形ABCが正三角形であるとき、$\gamma$を求める問題です。 (1) $\alpha = ...

複素数平面正三角形複素数
2025/5/23

直線 $l: x - 2y + 1 = 0$ と点 $P(2, -1)$ が与えられています。 (1) 直線 $l$ の法線ベクトルを一つ求めます。 (2) 点 $P$ を通り、$l$ に直交する直線...

直線法線ベクトル媒介変数ベクトル
2025/5/23