3点A(2, 3), B(5, 7), C(4, -1)が与えられている。 (1) 直線ABの方程式を求める。 (2) 点Cと直線ABとの距離を求める。 (3) 三角形ABCの面積を求める。

幾何学直線距離三角形面積ベクトル
2025/5/23

1. 問題の内容

3点A(2, 3), B(5, 7), C(4, -1)が与えられている。
(1) 直線ABの方程式を求める。
(2) 点Cと直線ABとの距離を求める。
(3) 三角形ABCの面積を求める。

2. 解き方の手順

(1) 直線ABの方程式を求める。
直線ABの傾きをmmとすると、
m=7352=43m = \frac{7-3}{5-2} = \frac{4}{3}
点A(2, 3)を通り傾きがm=43m = \frac{4}{3}の直線の方程式は、
y3=43(x2)y - 3 = \frac{4}{3}(x - 2)
3(y3)=4(x2)3(y - 3) = 4(x - 2)
3y9=4x83y - 9 = 4x - 8
4x3y+1=04x - 3y + 1 = 0
(2) 点C(4, -1)と直線AB 4x3y+1=04x - 3y + 1 = 0との距離を求める。
(x1,y1)(x_1, y_1)と直線ax+by+c=0ax + by + c = 0との距離ddは、
d=ax1+by1+ca2+b2d = \frac{|ax_1 + by_1 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}
点C(4, -1)と直線AB 4x3y+1=04x - 3y + 1 = 0との距離は、
d=4(4)3(1)+142+(3)2=16+3+116+9=2025=205=4d = \frac{|4(4) - 3(-1) + 1|}{\sqrt{4^2 + (-3)^2}} = \frac{|16 + 3 + 1|}{\sqrt{16 + 9}} = \frac{20}{\sqrt{25}} = \frac{20}{5} = 4
(3) 三角形ABCの面積を求める。
三角形ABCの面積は、12×AB×(Cと直線ABとの距離)\frac{1}{2} \times AB \times (点Cと直線ABとの距離)で求められる。
ABの長さは、(52)2+(73)2=32+42=9+16=25=5\sqrt{(5-2)^2 + (7-3)^2} = \sqrt{3^2 + 4^2} = \sqrt{9 + 16} = \sqrt{25} = 5
よって、三角形ABCの面積は、12×5×4=10\frac{1}{2} \times 5 \times 4 = 10
または、ヘロンの公式を用いる。
a=(54)2+(7(1))2=1+64=65a = \sqrt{(5-4)^2 + (7-(-1))^2} = \sqrt{1 + 64} = \sqrt{65}
b=(24)2+(3(1))2=4+16=20=25b = \sqrt{(2-4)^2 + (3-(-1))^2} = \sqrt{4 + 16} = \sqrt{20} = 2\sqrt{5}
c=(25)2+(37)2=9+16=25=5c = \sqrt{(2-5)^2 + (3-7)^2} = \sqrt{9 + 16} = \sqrt{25} = 5
s=65+25+52s = \frac{\sqrt{65} + 2\sqrt{5} + 5}{2}
面積SSは、S=s(sa)(sb)(sc)S = \sqrt{s(s-a)(s-b)(s-c)}
別解として、ベクトルの外積を用いる方法がある。
AB=(52,73)=(3,4)\vec{AB} = (5-2, 7-3) = (3, 4)
AC=(42,13)=(2,4)\vec{AC} = (4-2, -1-3) = (2, -4)
ABC=123(4)42=12128=1220=10\triangle ABC = \frac{1}{2} |3 \cdot (-4) - 4 \cdot 2| = \frac{1}{2} |-12 - 8| = \frac{1}{2} |-20| = 10

3. 最終的な答え

(1) 4x3y+1=04x - 3y + 1 = 0
(2) 4
(3) 10

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