$a$ を定数とする。2次関数 $y = 2x^2 + (4a+8)x + a^2 + 2a$ について、次の問いに答えよ。 (1) 2次関数の軸が正の値となるときの $a$ の値の範囲を求めよ。 (2) $y$ 軸との交点が負の値となるときの $a$ の値の範囲を求めよ。 (3) $x$ 軸と共有点をもたないときの $a$ の値の範囲を求めよ。

代数学二次関数2次関数判別式不等式
2025/5/23

1. 問題の内容

aa を定数とする。2次関数 y=2x2+(4a+8)x+a2+2ay = 2x^2 + (4a+8)x + a^2 + 2a について、次の問いに答えよ。
(1) 2次関数の軸が正の値となるときの aa の値の範囲を求めよ。
(2) yy 軸との交点が負の値となるときの aa の値の範囲を求めよ。
(3) xx 軸と共有点をもたないときの aa の値の範囲を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 2次関数の軸が正の値となるときの aa の値の範囲を求める。
2次関数 y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c の軸は x=b2ax = -\frac{b}{2a} である。
この問題の場合、y=2x2+(4a+8)x+a2+2ay = 2x^2 + (4a+8)x + a^2 + 2a なので、軸は x=4a+822=4a+84=(a+2)x = -\frac{4a+8}{2 \cdot 2} = -\frac{4a+8}{4} = -(a+2) となる。
軸が正の値となるので、
(a+2)>0-(a+2) > 0
a+2<0a+2 < 0
a<2a < -2
(2) yy 軸との交点が負の値となるときの aa の値の範囲を求める。
yy 軸との交点は、x=0x=0 のときの yy の値である。
y=2(0)2+(4a+8)(0)+a2+2a=a2+2ay = 2(0)^2 + (4a+8)(0) + a^2 + 2a = a^2 + 2a
yy 軸との交点が負の値なので、
a2+2a<0a^2 + 2a < 0
a(a+2)<0a(a+2) < 0
2<a<0-2 < a < 0
(3) xx 軸と共有点をもたないときの aa の値の範囲を求める。
xx軸と共有点をもたないということは、判別式 D<0D < 0 である。
判別式 D=b24acD = b^2 - 4ac
D=(4a+8)242(a2+2a)<0D = (4a+8)^2 - 4 \cdot 2 \cdot (a^2 + 2a) < 0
16a2+64a+648a216a<016a^2 + 64a + 64 - 8a^2 - 16a < 0
8a2+48a+64<08a^2 + 48a + 64 < 0
a2+6a+8<0a^2 + 6a + 8 < 0
(a+2)(a+4)<0(a+2)(a+4) < 0
4<a<2-4 < a < -2

3. 最終的な答え

(1) a<2a < -2
(2) 2<a<0-2 < a < 0
(3) 4<a<2-4 < a < -2

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