与えられた微分方程式 $\frac{d^2y}{dt^2} - y + 3 = 0$ の一般解を求める問題です。

解析学微分方程式一般解特性方程式定数係数
2025/5/23

1. 問題の内容

与えられた微分方程式 d2ydt2y+3=0\frac{d^2y}{dt^2} - y + 3 = 0 の一般解を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた微分方程式を
d2ydt2y=3\frac{d^2y}{dt^2} - y = -3
と変形します。
次に、同次方程式 d2ydt2y=0\frac{d^2y}{dt^2} - y = 0 を解きます。特性方程式は λ21=0\lambda^2 - 1 = 0 となり、解は λ=±1\lambda = \pm 1 となります。したがって、同次方程式の一般解は
yh(t)=C1et+C2ety_h(t) = C_1e^t + C_2e^{-t}
となります(C1,C2C_1, C_2 は任意定数)。
次に、非同次方程式 d2ydt2y=3\frac{d^2y}{dt^2} - y = -3 の特殊解を求めます。定数関数 yp(t)=Ay_p(t) = A を仮定し、微分方程式に代入すると、
0A=30 - A = -3 より、A=3A = 3 となります。
したがって、特殊解は yp(t)=3y_p(t) = 3 です。
最後に、一般解は同次方程式の一般解と特殊解の和で与えられます。
y(t)=yh(t)+yp(t)=C1et+C2et+3y(t) = y_h(t) + y_p(t) = C_1e^t + C_2e^{-t} + 3

3. 最終的な答え

y(t)=C1et+C2et+3y(t) = C_1e^t + C_2e^{-t} + 3

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