図の①~⑥の6つの部分を色鉛筆を使って塗り分ける方法を考える。ただし、1つの部分は1つの色で塗り、隣り合う部分は異なる色で塗るものとする。 (1) 6色で塗り分ける方法は何通りか。 (2) 5色で塗り分ける方法は何通りか。 (3) 4色で塗り分ける方法は何通りか。 (4) 3色で塗り分ける方法は何通りか。

離散数学場合の数組み合わせ順列色の塗り分け
2025/5/23
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

図の①~⑥の6つの部分を色鉛筆を使って塗り分ける方法を考える。ただし、1つの部分は1つの色で塗り、隣り合う部分は異なる色で塗るものとする。
(1) 6色で塗り分ける方法は何通りか。
(2) 5色で塗り分ける方法は何通りか。
(3) 4色で塗り分ける方法は何通りか。
(4) 3色で塗り分ける方法は何通りか。

2. 解き方の手順

(1) 6色で塗り分ける場合
6つの部分にそれぞれ異なる色を塗るので、単純に6色の並べ方の総数となります。
6!=6×5×4×3×2×1=7206! = 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 720
(2) 5色で塗り分ける場合
隣り合う部分で同じ色を使う必要があります。図を見ると、(3)と(4)、(5)と(6)はそれぞれ隣り合っています。
また、(3)と(4)に同じ色を使う場合と、(5)と(6)に同じ色を使う場合で分けて考えます。
(i) (3)と(4)に同じ色を使う場合:
まず、(1)に5色の中から1色を選んで塗ります (5通り)。
次に、(2)に残り4色の中から1色を選んで塗ります (4通り)。
(3)と(4)には残り3色の中から1色を選んで塗ります (3通り)。
(5)には残り2色の中から1色を選んで塗ります (2通り)。
最後に、(6)には残り1色を塗ります (1通り)。
したがって、5×4×3×2×1=1205 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 120 通り。
(ii) (5)と(6)に同じ色を使う場合:
まず、(1)に5色の中から1色を選んで塗ります (5通り)。
次に、(2)に残り4色の中から1色を選んで塗ります (4通り)。
(3)に残り3色の中から1色を選んで塗ります (3通り)。
(4)には残り2色の中から1色を選んで塗ります (2通り)。
(5)と(6)には残り1色を塗ります (1通り)。
したがって、5×4×3×2×1=1205 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 120 通り。
合計で 120+120=240120 + 120 = 240 通り。
(3) 4色で塗り分ける場合
隣り合う部分で同じ色を使う必要があります。
(3)と(4)に同じ色を使う、かつ、(5)と(6)に同じ色を使う場合と、(1)と(2)に同じ色を使う場合に分けて考えます。
(i) (3)と(4)に同じ色を使う、かつ、(5)と(6)に同じ色を使う場合:
まず、(1)に4色の中から1色を選んで塗ります (4通り)。
次に、(2)に残り3色の中から1色を選んで塗ります (3通り)。
(3)と(4)には残り2色の中から1色を選んで塗ります (2通り)。
(5)と(6)には残り1色を塗ります (1通り)。
したがって、4×3×2×1=244 \times 3 \times 2 \times 1 = 24 通り。
(4) 3色で塗り分ける場合
3色では隣り合う部分が違う色で塗ることが不可能。

3. 最終的な答え

(1) 720通り
(2) 240通り
(3) 24通り
(4) 0通り

「離散数学」の関連問題

集合 $S = \{x | x \in \mathbb{N}, 0 < \sqrt{x} < 3\}$ について考える。 1. 関係 $R = \{(x, y) | x \in S, y \in S,...

集合関係同値関係商集合合成関係
2025/8/4

15以下の自然数の集合を全体集合Uとする。 3の倍数の集合をA、4の倍数の集合をBとする。 (1) $A \cap B$ (2) $A \cup B$ (3) $\overline{A}$ (4) $...

集合集合演算共通部分和集合補集合
2025/8/4

問題3は、与えられた集合AとBについて、共通部分 $A \cap B$ と和集合 $A \cup B$ を求める問題です。 問題4は、全体集合Uを15以下の自然数の集合とし、3の倍数の集合をBとすると...

集合共通部分和集合
2025/8/4

問題は以下の2点です。 1. $p \Rightarrow q$ と $\neg p \vee q$ が論理的に同値であることを示す。

論理命題論理論理的同値ド・モルガンの法則含意の除去
2025/8/4

与えられたグラフの最小全域木を求め、それを図示し、最小全域木の辺の重みの総和を計算する問題です。

グラフ理論最小全域木クラスカル法プリム法
2025/8/4

問題6について、全体集合$U$を15以下の自然数全体の集合とし、$U$の部分集合$A = \{1, 2, 4, 7, 8, 9, 12, 15\}$、$B = \{1, 4, 6, 7, 9\}$が与...

集合集合演算要素数補集合
2025/8/4

図のような道のある町で、点Aから点Bまでの最短経路の総数、点Qを通る最短経路の総数、点Pまたは点Qを通る最短経路の総数をそれぞれ求める問題です。

組み合わせ最短経路場合の数順列
2025/8/4

全加算回路の真理値表を完成させる問題です。入力は A, B, C1 (前の桁からの桁上げ) の3つで、出力は S (和) と C (次の桁への桁上げ) の2つです。

真理値表論理回路全加算器デジタル回路
2025/8/4

父、母、息子3人、娘1人の合計6人が円形のテーブルに向かって座る。両親が向かい合う座り方は何通りあるか。

組み合わせ円順列場合の数順列
2025/8/4

(1) 全体集合 $U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6\}$ の部分集合のうち、集合 $\{1, 2\}$ を含む部分集合の個数を求めます。 (2) 全体集合 $U$ の部分集合 $A$, ...

集合部分集合集合演算要素の個数
2025/8/4