点A(0, 6)と点B(5, 0)がある。原点をOとする三角形OABの面積を半分にするような、点(0, 4)を通る直線の式を求める。

幾何学幾何面積直線座標平面三角形
2025/5/23

1. 問題の内容

点A(0, 6)と点B(5, 0)がある。原点をOとする三角形OABの面積を半分にするような、点(0, 4)を通る直線の式を求める。

2. 解き方の手順

まず、三角形OABの面積を計算する。
次に、面積を半分にする直線を考える。点(0, 4)を通る直線を y=ax+4y = ax + 4 と表せる。
この直線と線分ABとの交点を求め、三角形の面積が半分になるように aa の値を決定する。
ステップ1: 三角形OABの面積を求める。
A(0, 6), B(5, 0), O(0, 0)なので、三角形OABの面積は、底辺OBを5、高さを6と考えると、
SOAB=12×5×6=15S_{OAB} = \frac{1}{2} \times 5 \times 6 = 15
ステップ2: 面積を半分にする直線を y=ax+4y = ax + 4 とおく。
この直線と線分ABの交点を求める。
線分ABの式を求める。A(0, 6), B(5, 0)を通る直線の傾きは、0650=65\frac{0 - 6}{5 - 0} = -\frac{6}{5}
よって線分ABの式は、y=65x+6y = -\frac{6}{5}x + 6
ステップ3: 直線 y=ax+4y = ax + 4 と直線 y=65x+6y = -\frac{6}{5}x + 6 の交点を求める。
ax+4=65x+6ax + 4 = -\frac{6}{5}x + 6
ax+65x=2ax + \frac{6}{5}x = 2
(a+65)x=2(a + \frac{6}{5})x = 2
x=2a+65=105a+6x = \frac{2}{a + \frac{6}{5}} = \frac{10}{5a + 6}
交点のy座標は、
y=a(105a+6)+4=10a5a+6+4(5a+6)5a+6=10a+20a+245a+6=30a+245a+6y = a(\frac{10}{5a+6}) + 4 = \frac{10a}{5a+6} + \frac{4(5a+6)}{5a+6} = \frac{10a + 20a + 24}{5a+6} = \frac{30a + 24}{5a+6}
交点をPとすると、P(105a+6,30a+245a+6)P(\frac{10}{5a + 6}, \frac{30a + 24}{5a + 6})
ステップ4: 三角形OABの面積が半分になる条件を求める。
三角形OABの面積は15なので、直線によって分割された三角形の面積が7.5になる必要がある。ここでは、直線によって分割された三角形のうち、点Bを含む方の三角形の面積が7.5になると仮定する。
三角形OBPの面積を計算する。OBを底辺と考えると、高さはPのy座標となる。
12×5×(30a+245a+6)=7.5\frac{1}{2} \times 5 \times (\frac{30a + 24}{5a + 6}) = 7.5
5×(30a+245a+6)=155 \times (\frac{30a + 24}{5a + 6}) = 15
30a+245a+6=3\frac{30a + 24}{5a + 6} = 3
30a+24=15a+1830a + 24 = 15a + 18
15a=615a = -6
a=615=25a = -\frac{6}{15} = -\frac{2}{5}
ステップ5: 直線の式を求める。
y=25x+4y = -\frac{2}{5}x + 4

3. 最終的な答え

y=25x+4y = -\frac{2}{5}x + 4

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