与えられた分数式の加算問題を解きます。問題は次の式を計算することです。 $\frac{x-3}{x^2-1} + \frac{3x}{x^2+x-2}$

代数学分数式加算因数分解約分代数
2025/5/23

1. 問題の内容

与えられた分数式の加算問題を解きます。問題は次の式を計算することです。
x3x21+3xx2+x2\frac{x-3}{x^2-1} + \frac{3x}{x^2+x-2}

2. 解き方の手順

まず、各分数の分母を因数分解します。
x21=(x1)(x+1)x^2 - 1 = (x-1)(x+1)
x2+x2=(x+2)(x1)x^2 + x - 2 = (x+2)(x-1)
これにより、式は次のようになります。
x3(x1)(x+1)+3x(x+2)(x1)\frac{x-3}{(x-1)(x+1)} + \frac{3x}{(x+2)(x-1)}
次に、共通分母を見つけます。共通分母は(x1)(x+1)(x+2)(x-1)(x+1)(x+2)です。
各分数に、共通分母にするために必要な因子を掛けます。
(x3)(x+2)(x1)(x+1)(x+2)+3x(x+1)(x+2)(x1)(x+1)\frac{(x-3)(x+2)}{(x-1)(x+1)(x+2)} + \frac{3x(x+1)}{(x+2)(x-1)(x+1)}
分子を展開します。
x2x6(x1)(x+1)(x+2)+3x2+3x(x+2)(x1)(x+1)\frac{x^2 - x - 6}{(x-1)(x+1)(x+2)} + \frac{3x^2 + 3x}{(x+2)(x-1)(x+1)}
分子を足し合わせます。
x2x6+3x2+3x(x1)(x+1)(x+2)\frac{x^2 - x - 6 + 3x^2 + 3x}{(x-1)(x+1)(x+2)}
分子を整理します。
4x2+2x6(x1)(x+1)(x+2)\frac{4x^2 + 2x - 6}{(x-1)(x+1)(x+2)}
分子を因数分解します。
4x2+2x6=2(2x2+x3)=2(2x+3)(x1)4x^2 + 2x - 6 = 2(2x^2 + x - 3) = 2(2x+3)(x-1)
したがって、式は次のようになります。
2(2x+3)(x1)(x1)(x+1)(x+2)\frac{2(2x+3)(x-1)}{(x-1)(x+1)(x+2)}
(x1)(x-1)の因子を約分します。
2(2x+3)(x+1)(x+2)\frac{2(2x+3)}{(x+1)(x+2)}
分子を展開すると、
4x+6x2+3x+2\frac{4x+6}{x^2+3x+2}

3. 最終的な答え

4x+6x2+3x+2\frac{4x+6}{x^2+3x+2}
または
2(2x+3)(x+1)(x+2)\frac{2(2x+3)}{(x+1)(x+2)}

「代数学」の関連問題

与えられた式を因数分解する問題です。 (1) $m^2ab - ma^2b$ (2) $2a(a-3b)-b(3b-a)$

因数分解多項式共通因数
2025/5/23

与えられた式 $2a(a-3b)-b(3b-a)$ を展開し、整理して簡単にします。

展開整理多項式
2025/5/23

与えられた式 $(x+3)(x^2-3x+9)$ を展開し、簡単にします。

式の展開因数分解3乗の公式多項式
2025/5/23

与えられた式 $(x - 3y + 4)^2$ を展開して計算しなさい。

展開多項式二乗の公式
2025/5/23

$\sqrt{12 - 8\sqrt{2}}$ を計算します。

根号式の計算平方根二次根式
2025/5/23

次の2つの不等式を証明し、等号が成り立つ場合を調べる。 (1) $x^2 + y^2 \geq 2(x + y - 1)$ (2) $x^2 + 2xy + 2y^2 \geq 0$

不等式証明実数二次形式
2025/5/23

$x = \sqrt{6} + 2$、 $y = \sqrt{6} - 2$ が与えられたとき、$x^3 + y^3$ の値を求めよ。

式の計算因数分解平方根有理化
2025/5/23

問題は $x^3 + y^3$ を因数分解することです。

因数分解多項式公式
2025/5/23

与えられた2次関数のグラフを描き、頂点の座標と軸の方程式を求める問題です。

二次関数グラフ頂点
2025/5/23

2次関数 $y = 3x^2$ のグラフを、以下のそれぞれの場合について平行移動させたときの2次関数の式を求める。 (1) $y$軸方向に2 (2) $x$軸方向に-3 (3) $x$軸方向に2, $...

二次関数平行移動グラフ
2025/5/23