与えられた複素数の計算を行い、$a + bi$ の形にせよ。 (1) $\frac{5+i}{2+3i}$ (2) $\frac{4-i}{3-2i}$ (3) $\frac{1}{2-i}$ (4) $\frac{1}{i}$

代数学複素数複素数の計算共役複素数
2025/5/23
はい、承知いたしました。
以下に問題の解答を示します。

1. 問題の内容

与えられた複素数の計算を行い、a+bia + bi の形にせよ。
(1) 5+i2+3i\frac{5+i}{2+3i}
(2) 4i32i\frac{4-i}{3-2i}
(3) 12i\frac{1}{2-i}
(4) 1i\frac{1}{i}

2. 解き方の手順

複素数の分母に複素数がある場合、分母の共役複素数を分母と分子に掛けることで分母を実数化し、a+bia+bi の形に変形する。
(1)
5+i2+3i=(5+i)(23i)(2+3i)(23i)=1015i+2i3i249i2\frac{5+i}{2+3i} = \frac{(5+i)(2-3i)}{(2+3i)(2-3i)} = \frac{10 - 15i + 2i - 3i^2}{4 - 9i^2}
i2=1i^2 = -1 なので、
1013i+34+9=1313i13=1i\frac{10 - 13i + 3}{4 + 9} = \frac{13 - 13i}{13} = 1 - i
(2)
4i32i=(4i)(3+2i)(32i)(3+2i)=12+8i3i2i294i2\frac{4-i}{3-2i} = \frac{(4-i)(3+2i)}{(3-2i)(3+2i)} = \frac{12 + 8i - 3i - 2i^2}{9 - 4i^2}
i2=1i^2 = -1 なので、
12+5i+29+4=14+5i13=1413+513i\frac{12 + 5i + 2}{9 + 4} = \frac{14 + 5i}{13} = \frac{14}{13} + \frac{5}{13}i
(3)
12i=1(2+i)(2i)(2+i)=2+i4i2\frac{1}{2-i} = \frac{1(2+i)}{(2-i)(2+i)} = \frac{2+i}{4 - i^2}
i2=1i^2 = -1 なので、
2+i4+1=2+i5=25+15i\frac{2+i}{4 + 1} = \frac{2+i}{5} = \frac{2}{5} + \frac{1}{5}i
(4)
1i=1(i)i(i)=ii2\frac{1}{i} = \frac{1(-i)}{i(-i)} = \frac{-i}{-i^2}
i2=1i^2 = -1 なので、
i1=i=0i\frac{-i}{1} = -i = 0 - i

3. 最終的な答え

(1) 1i1 - i
(2) 1413+513i\frac{14}{13} + \frac{5}{13}i
(3) 25+15i\frac{2}{5} + \frac{1}{5}i
(4) 0i0 - i

「代数学」の関連問題

画像にある3つの問題を解く。

指数対数不等式方程式二次不等式
2025/5/23

$a > b > c > d$ のとき、次の不等式を証明せよ。 (1) $ab + bc > b^2 + ca$ (2) $a^2 + cd > ac + ad$

不等式証明大小比較
2025/5/23

与えられた問題の中から、131番の(1)の問題を解きます。 $a > 0$ のとき、不等式 $a + \frac{4}{a} \geq 4$ を証明し、等号が成り立つのはどのようなときかを求めます。

不等式相加相乗平均証明
2025/5/23

次の式を因数分解する問題です。 (1) $x^2 + 4x + 4$ (2) $4x^2 - 20xy + 25y^2$ (3) $36x^2 - 49y^2$ (4) $x^2 + 5x - 24$

因数分解二次式完全平方二乗の差
2025/5/23

与えられた4つの式をそれぞれ因数分解します。 (1) $xy+xz$ (2) $3a^2b+b$ (3) $abc-acd$ (4) $12x^2y + 18xy^2$

因数分解共通因数多項式
2025/5/23

以下の2つの式を展開する問題です。 (1) $(x+5)(x^2-5x+25)$ (2) $(4x-3y)(16x^2+12xy+9y^2)$

展開因数分解公式
2025/5/23

与えられた4つの式を展開する問題です。 (1) $(x+1)^3$ (2) $(2x-3)^3$ (3) $(3x+y)^3$ (4) $(x-2y)^3$

式の展開多項式3乗の公式
2025/5/23

不等式の性質を用いて、以下の2つの事柄を示す問題です。 (1) $a < 0$ かつ $b < 0$ ならば $\frac{a}{b} > 0$ である。 (2) $a > b > 0$ かつ $c ...

不等式不等式の性質証明
2025/5/23

$(a + 2b - 3)^2$ を展開せよ。

展開多項式
2025/5/23

問題は、与えられた式 $(x+2)(x+3)(x-2)(x-3)$ を2通り以上の方法で展開する方法を説明することです。

式の展開因数分解多項式
2025/5/23