与えられた問題の中から、131番の(1)の問題を解きます。 $a > 0$ のとき、不等式 $a + \frac{4}{a} \geq 4$ を証明し、等号が成り立つのはどのようなときかを求めます。

代数学不等式相加相乗平均証明
2025/5/23

1. 問題の内容

与えられた問題の中から、131番の(1)の問題を解きます。
a>0a > 0 のとき、不等式 a+4a4a + \frac{4}{a} \geq 4 を証明し、等号が成り立つのはどのようなときかを求めます。

2. 解き方の手順

相加平均と相乗平均の関係を利用します。
a>0a > 0 のとき、a+b2ab\frac{a+b}{2} \geq \sqrt{ab}が成り立ちます。等号が成立するのは a=ba=b の時です。
a>0a > 0 より、aa4a\frac{4}{a} は正の数なので、相加平均と相乗平均の関係が使えます。
aa4a\frac{4}{a} の相加平均は a+4a2\frac{a + \frac{4}{a}}{2} であり、相乗平均は a4a=4=2\sqrt{a \cdot \frac{4}{a}} = \sqrt{4} = 2 です。したがって、
\frac{a + \frac{4}{a}}{2} \geq 2
両辺に2を掛けると、
a + \frac{4}{a} \geq 4
となり、不等式が証明されました。
等号が成り立つのは、a=4aa = \frac{4}{a} のときです。両辺に aa を掛けると、a2=4a^2 = 4 となり、a>0a > 0 より、a=2a = 2 です。

3. 最終的な答え

不等式 a+4a4a + \frac{4}{a} \geq 4 は証明されました。
等号が成り立つのは a=2a=2 のときです。

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