問題6は、与えられた角度 $\theta$ について、$\sin \theta$, $\cos \theta$, $\tan \theta$ の値を求める問題です。ここでは、(1) $\theta = 210^\circ$, (2) $\theta = 225^\circ$, (3) $\theta = -45^\circ$, (4) $\theta = -330^\circ$ の4つの場合について、三角関数の値を求めます。

幾何学三角関数三角比角度sincostan
2025/5/24

1. 問題の内容

問題6は、与えられた角度 θ\theta について、sinθ\sin \theta, cosθ\cos \theta, tanθ\tan \theta の値を求める問題です。ここでは、(1) θ=210\theta = 210^\circ, (2) θ=225\theta = 225^\circ, (3) θ=45\theta = -45^\circ, (4) θ=330\theta = -330^\circ の4つの場合について、三角関数の値を求めます。

2. 解き方の手順

(1) θ=210\theta = 210^\circ の場合:
210°は第3象限の角です。
210=180+30210^\circ = 180^\circ + 30^\circ なので、基準となる角は30°です。
第3象限では、sin\sin は負、cos\cos も負、tan\tan は正です。
sin210=sin30=12\sin 210^\circ = -\sin 30^\circ = -\frac{1}{2}
cos210=cos30=32\cos 210^\circ = -\cos 30^\circ = -\frac{\sqrt{3}}{2}
tan210=tan30=13=33\tan 210^\circ = \tan 30^\circ = \frac{1}{\sqrt{3}} = \frac{\sqrt{3}}{3}
(2) θ=225\theta = 225^\circ の場合:
225°は第3象限の角です。
225=180+45225^\circ = 180^\circ + 45^\circ なので、基準となる角は45°です。
第3象限では、sin\sin は負、cos\cos も負、tan\tan は正です。
sin225=sin45=22\sin 225^\circ = -\sin 45^\circ = -\frac{\sqrt{2}}{2}
cos225=cos45=22\cos 225^\circ = -\cos 45^\circ = -\frac{\sqrt{2}}{2}
tan225=tan45=1\tan 225^\circ = \tan 45^\circ = 1
(3) θ=45\theta = -45^\circ の場合:
-45°は第4象限の角です。
第4象限では、sin\sin は負、cos\cos は正、tan\tan は負です。
sin(45)=sin45=22\sin (-45^\circ) = -\sin 45^\circ = -\frac{\sqrt{2}}{2}
cos(45)=cos45=22\cos (-45^\circ) = \cos 45^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2}
tan(45)=tan45=1\tan (-45^\circ) = -\tan 45^\circ = -1
(4) θ=330\theta = -330^\circ の場合:
-330°は第1象限の角です。なぜなら 330+360=30-330^\circ + 360^\circ = 30^\circ だからです。
第1象限では、sin\sin は正、cos\cos も正、tan\tan も正です。
sin(330)=sin30=12\sin (-330^\circ) = \sin 30^\circ = \frac{1}{2}
cos(330)=cos30=32\cos (-330^\circ) = \cos 30^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2}
tan(330)=tan30=13=33\tan (-330^\circ) = \tan 30^\circ = \frac{1}{\sqrt{3}} = \frac{\sqrt{3}}{3}

3. 最終的な答え

(1) θ=210\theta = 210^\circ のとき:
sin210=12\sin 210^\circ = -\frac{1}{2}
cos210=32\cos 210^\circ = -\frac{\sqrt{3}}{2}
tan210=33\tan 210^\circ = \frac{\sqrt{3}}{3}
(2) θ=225\theta = 225^\circ のとき:
sin225=22\sin 225^\circ = -\frac{\sqrt{2}}{2}
cos225=22\cos 225^\circ = -\frac{\sqrt{2}}{2}
tan225=1\tan 225^\circ = 1
(3) θ=45\theta = -45^\circ のとき:
sin(45)=22\sin (-45^\circ) = -\frac{\sqrt{2}}{2}
cos(45)=22\cos (-45^\circ) = \frac{\sqrt{2}}{2}
tan(45)=1\tan (-45^\circ) = -1
(4) θ=330\theta = -330^\circ のとき:
sin(330)=12\sin (-330^\circ) = \frac{1}{2}
cos(330)=32\cos (-330^\circ) = \frac{\sqrt{3}}{2}
tan(330)=33\tan (-330^\circ) = \frac{\sqrt{3}}{3}

「幾何学」の関連問題

面積が1の三角形 $P_1Q_1R_1$ があり、$P_1Q_1R_1$の各辺の中点を頂点とする三角形 $P_2Q_2R_2$ を作る。同様に、三角形 $P_nQ_nR_n$ の各辺の中点を頂点とする...

三角形面積無限等比数列等比級数数列
2025/6/7

正七角形について、次の数を求める問題です。 (1) 3個の頂点を結んでできる三角形の個数 (2) 対角線の本数

多角形組み合わせ対角線三角形
2025/6/7

正四面体の一つの面を下に置き、一つの辺を軸として3回回転させる。2回目以降は、直前にあった場所を通らないようにする。 (1) 転がし方の総数を求める。 (2) 3回転がした後の正四面体の位置の総数を求...

立体図形正四面体回転組み合わせ
2025/6/7

$\triangle OAB$ において、辺 $AB$ を $3:4$ に内分する点を $L$、辺 $OB$ の中点を $M$ とする。線分 $OL$ と線分 $AM$ の交点を $P$ とするとき、...

ベクトル内分点線分の比
2025/6/7

放物線 $y = x^2 - 6x + 5$ を、x軸、y軸、原点に関してそれぞれ対称移動した放物線の方程式を、選択肢①~④からそれぞれ選ぶ問題です。

放物線対称移動二次関数座標変換
2025/6/6

三角形ABCにおいて、$\sin A : \sin B : \sin C = 7:5:3$ であるとき、この三角形の最も大きい角の大きさを求める。

三角比正弦定理余弦定理三角形角度
2025/6/6

放物線 $y = 4x^2 - 3x - 1$ を $x$ 軸, $y$ 軸, 原点に関してそれぞれ対称移動した放物線の方程式を求める問題です。

放物線対称移動二次関数
2025/6/6

直線 $y = -5x - 3$ を、$x$軸, $y$軸, 原点に関してそれぞれ対称移動した直線の方程式を求めます。

直線対称移動座標平面
2025/6/6

直線 $y = 3x + 2$ を、x軸、y軸、原点に関してそれぞれ対称移動した直線の方程式を求める。

直線対称移動座標平面方程式
2025/6/6

放物線 $y = 2(x-1)^2 + 3$ を放物線 $y = 2x^2$ に移す平行移動を求める問題です。

放物線平行移動頂点座標変換
2025/6/6