曲線 $y = x^2 - 2x - 3$ とx軸で囲まれた図形の面積を求める問題です。 (1)面積を求める積分式に必要な値を求めます。 (2)(1)の式を計算して面積を求めます。

解析学積分面積二次関数定積分
2025/5/24
## 問題8の解答

1. 問題の内容

曲線 y=x22x3y = x^2 - 2x - 3 とx軸で囲まれた図形の面積を求める問題です。
(1)面積を求める積分式に必要な値を求めます。
(2)(1)の式を計算して面積を求めます。

2. 解き方の手順

(1) まず、y=x22x3y = x^2 - 2x - 3 とx軸との交点を求めます。
x22x3=0x^2 - 2x - 3 = 0 を解くと、(x3)(x+1)=0(x-3)(x+1) = 0 となり、x=1,3x = -1, 3 が得られます。
この交点が積分の範囲になります。
また、1x3-1 \le x \le 3 において、x22x30x^2 - 2x - 3 \le 0 であるため、積分する際には絶対値を取る必要があります。
または、y=0y=0からy=x22x3y=x^2-2x-3を引いたものを積分します。
よって面積Sは、
S=13{0(x22x3)}dxS = \int_{-1}^{3} \{0 - (x^2 - 2x - 3) \} dx
と表せます。
ア:3
イ:-1
ウ:-1
(2) (1)で求めた積分式を計算します。
S=13(x2+2x+3)dxS = \int_{-1}^{3} (-x^2 + 2x + 3) dx
S=[13x3+x2+3x]13S = [-\frac{1}{3}x^3 + x^2 + 3x]_{-1}^{3}
S=(13(3)3+(3)2+3(3))(13(1)3+(1)2+3(1))S = (-\frac{1}{3}(3)^3 + (3)^2 + 3(3)) - (-\frac{1}{3}(-1)^3 + (-1)^2 + 3(-1))
S=(9+9+9)(13+13)S = (-9 + 9 + 9) - (\frac{1}{3} + 1 - 3)
S=9(132)S = 9 - (\frac{1}{3} - 2)
S=9(1363)S = 9 - (\frac{1}{3} - \frac{6}{3})
S=9(53)S = 9 - (-\frac{5}{3})
S=9+53S = 9 + \frac{5}{3}
S=273+53S = \frac{27}{3} + \frac{5}{3}
S=323S = \frac{32}{3}

3. 最終的な答え

(1)
ア:3
イ:-1
ウ:-1
(2)
323\frac{32}{3}

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