問題は、$\overline{A \cap B} = \overline{A} \cup \overline{B}$ が成り立つことを、与えられたベン図を用いて確認することです。図[1]は$\overline{A}$、図[2]は$\overline{B}$、図[3]は$\overline{A} \cap \overline{B}$を表しています。

離散数学集合論ド・モルガンの法則ベン図補集合和集合共通部分
2025/5/24

1. 問題の内容

問題は、AB=AB\overline{A \cap B} = \overline{A} \cup \overline{B} が成り立つことを、与えられたベン図を用いて確認することです。図[1]はA\overline{A}、図[2]はB\overline{B}、図[3]はAB\overline{A} \cap \overline{B}を表しています。

2. 解き方の手順

ド・モルガンの法則により、AB=AB \overline{A \cap B} = \overline{A} \cup \overline{B} が成り立ちます。
左辺AB\overline{A \cap B}は、ABA \cap Bの補集合です。つまり、AとB両方に含まれる要素以外は全て含まれます。
右辺AB\overline{A} \cup \overline{B}は、Aの補集合とBの補集合の和集合です。つまり、Aに含まれない要素とBに含まれない要素をすべて集めたものです。
図[1]は、集合Aの補集合A\overline{A}を表しています。つまり、全体集合Uから集合Aを取り除いた部分です。
図[2]は、集合Bの補集合B\overline{B}を表しています。つまり、全体集合Uから集合Bを取り除いた部分です。
図[3]は、AB\overline{A} \cap \overline{B}ではありません。AB\overline{A \cap B}を描画すると、AとBの共通部分を除いた部分が塗りつぶされるはずです。しかし、問題文ではAB=AB \overline{A \cap B} = \overline{A} \cup \overline{B} を検証するように指示されているため、右辺であるAB\overline{A} \cup \overline{B}を描画します。AB\overline{A} \cup \overline{B}は、A\overline{A}またはB\overline{B}に含まれる要素全てを合わせた集合です。つまり、図[1]の塗りつぶされた部分と図[2]の塗りつぶされた部分を合わせた領域がAB\overline{A} \cup \overline{B}を表します。この領域はAとBの両方に含まれる部分を除いた領域全体です。したがって、これはAB\overline{A \cap B}と等しくなります。

3. 最終的な答え

AB=AB\overline{A \cap B} = \overline{A} \cup \overline{B} は、図を用いることで確認できました。

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